Jojoba oil
2020.05.03 00:00
学名:Simmondsia chinensis
和名:ホホバ
科名:シモンジア科
使用部位:種子
抽出法:低温圧搾法
Jojobaと言う名前は、スペイン語です。 かつては、ツゲ科やトウダイグサ科に分類されていましたが、1990年代にこの一種だけが属するホホバ科が作られました。
不毛地帯や砂漠地帯で育ち乾燥に非常に強い植物でアメリカの先住民たちは食用だけでなく火傷や傷、皮膚疾患、スキンケアやヘアケアに利用していました。
ホホバは植物油ではなく『ワックスエステル』(長鎖脂肪酸と脂肪族アルコールがエステル結合してできるもの)です。人間の皮脂に20〜30%含まれるワックスエステルと分子式が非常に似ているため全ての肌質の人に使用できる性の高いオイルです。
ホホバの分子式 CH3(CH2)18COO(CH2)20CH3
皮脂の分子式 CH3(CH2)14COO(CH2)14CH3
未精製(ゴールデン)圧搾した状態ものもので匂いが残りますがビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富です。
精製(クリア)製造過程で加熱処理され、不純物が取り除かれているため匂いもありませんが処理の過程で栄養成分が失われます。
酸化安定性が非常に優れており370度以上の高温で熱し続けても品質が変わらないと言われています。
10度以下で固体化します。
テクスチャー(使用感)はサラッとして肌になじみやすくしっとりとします。
代表成分
イコセン酸、エルカ酸、エイコサノール、エステル
主な作用
・保湿作用
・エモリエント作用
・抗炎症作用
・皮膚バランス調整作用
・関節炎、リュウマチの緩和