【カメラ部】目で見た色味と違う!そんな時はホワイトバランス
一眼レフ初心者が少しずつカメラの使い方を学んでいくカメラ部です。
目指せ!一人でスタイル撮影!を目標に試行錯誤しながらカメラと向き合っていきます。
こんにちは、W.O.P!編集部の池田です。
前回の記事では、動きの分かる躍動感のある写真の撮り方を学びました。
シャッタースピードを操作することで、
この黄色の部分の数字です。
シャッタースピードを早くして被写体の動きを止めたり、
顔がむかつきますね。
シャッタースピードを遅くして躍動感を出したり、
できるんでしたね。
ぜひ、覚えておきたい一眼のテクニックです。
さて、今回は…
一眼でもスマホでも、写真を撮って確認したとき、
「実際に目で見ている色味が違う…」
と感じたことはありませんか?
実際はもっと青っぽいのにな~
もっと赤味があるのにな~
って思うこと、私は死ぬほどあるんです!!!!
特にアッシュのヘアカラーの写真を撮るときに、顕著にそう思います。
その原因はホワイトバランスの設定にありました。
ホワイトバランスとは
直訳した通りで、白のバランスです。
白が白に見えるように調整することを言います。
一眼レフには、オートモードと手動でホワイトバランスを設定出来る項目があります。
失敗の出来ないシチュエーションの場合は、オートで撮影するのが無難だと思いますが、イメージ通りの印象にしたい場合には、この設定を調整し、色味を変える事が出来ます。
光の色には、赤みを帯びたものや青みを帯びたものがあり、人間の主観で色を表すと見る人によって変わる為、共通の単位としてケルビン(k)で表し、これを色温度といいます。
ケルビンの値が小さいほど赤味
ケルビンの値が大きいほど青味
っぽくなるというようにザックリ覚えてください。
基準値は太陽光です。
このホワイトバランスを調整することによって、見たままの色味を表現したり、好みの色味の写真に仕上げたりすることができます☆
ホワイトバランスを操作してみる
まずはオートで白熱灯の下で撮影します。
この黄色い部分がホワイトバランスの設定を表しています。
ホワイトバランスの設定は
メニュー→撮影メニュー→ホワイトバランス
ここで設定します。
今回はこんな蛍光灯のもとで
彼女たちをモデルに撮影してみます。
これはオートのホワイトバランスで撮影したものです。
まずは、カメラに内蔵されているモードを選択して撮ってみます。
白熱電球モード
約3200Kの赤味より白熱電球のもとで撮影する設定すると青味が増しました。
クールで少し寂しさを感じるような写真になりましたね。
シータの闇落ち感が否めません。今にも闇の魔法を発動しそうです。
曇天モード
約6000Kの青っぽい曇天のもとで撮影する設定にすると赤味が増しました。
温かみが出て、ノスタルジックな写真になりましたね。
どことなくシータのほほ笑みも柔らかく見えます。
色温度を設定して撮影してみた
先ほどはカメラに内蔵されているモードを選択して撮影しましたが、次は自分で色温度(K)の値を操作して撮影してみます。
この色温度設定というメニューから
色温度(K)の値を自由に設定して撮影してみます。
2500K
ろうそくの火と同じくらいの色温度に設定すると青みが強い写真になりました。
4000K
白色蛍光灯と同じくらいの設定にすると、オートモードで撮影したものとほぼ同じ写真になりました。
これが自然な色味の写真ということですね。
8330K
晴天の日の日陰と同じくらいの色温度にすると、赤味が強い写真になりました。
色温度設定モードでは、
色温度の値(K)を小さくすると青味の写真
色温度の値(K)を大きくすると赤味の写真
になるということが分かりました!
まとめ
ホワイトバランスを操作すると写真の印象がガラっと変わることが分かりました。
赤味の強い写真にしたいときは、
曇天モード、日陰モードがオススメ
青味が強い写真にしたいときは、
白熱電球モードや寒色の蛍光灯モードがオススメ
目で見た色味に写真が仕上がらないときは、ぜひホワイトバランスを操作してみて下さい(^^)/
次回は「露出を学んで、明るい写真を撮る」です。