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Bottom East Tokyo

尊厳戦争

2016.10.01 08:14

仕事の性質上、新しい知識を得るために勉強会に参加している。

勉強会はカフェのような貸会議スペースで行われるのだが、そこのトイレは1つで結構な争奪戦になる。

今日も入ろうと瞬間、先を越され私の尊厳は限界を迎えようとしていた。

一旦席に戻るもトイレが見える席だったのでじっと監視して機を待った。

扉は開き私は獲物を狙うチーターの如く、はたまた子を守る親バッファローの如く、トイレに向かった。

すると目の前に爺。

?!

いつからいた。そこに。

爺(仮にステルス爺と名付ける)はニヤリとして遠くに向かってこう言った。

「先生!早く!」

?!

階段の下からもう1人、別の爺が現れた。(仮に先生と名付ける)

ステルス爺はこちらに向かって

「すみません先に入る人がいるので」と言った。

いや、おれの便意はどうなる。


かくして先生は悠然とトイレに入っていた。

全く納得しないまま私はまた元の席に戻りトイレを監視することになった。勉強どころではない。

そして時は経ち、、

長い、、

長い、、

先生、、いつまで待たせるんだ、、

少し諦め気味に目を伏せた瞬間、ガチャっと音が聞こえたので私は鬼の首を取りに行く勢いでトイレに向かった。


ドアは静かに開き、、出てきた先せ、、、


ステルス爺!!!


お前!いつの間に入ってやがった!

ふざけんな!


と、思いつつもそれどころではないので急いで入った。


トイレが臭い。

本当に臭い。


爺2人、成人男性1人分の排泄処理が無呼吸連打で行われたのだ。無理もない。

しかしこだわってる場合でもないのでしっかり私も無呼吸連打に続いた。


なんとか尊厳も保たれ(臭いということ以外)心の平和が訪れた後、

扉を開いて外に出るとそこに立っていたのは

可憐な少女

トイレは男女兼用だった。


なんでやねん


もう言い訳ご無用で不愉快な気持ちにさせる事を静かに覚悟しながら私は彼女にトイレを託した。