WINTER TALK。

「 CAT 」

近所の飼いネコが、散歩の通り道なのだろう、時々、我が家の塀の上を歩いていくのだけれど、冬になると姿を見せなくなった。きっと飼いネコは、ご主人さまの家のコタツの中で丸くなっているに違いない。では野良ネコは。野良ネコはどこへ消えてしまったのだろう。雪でかまくらを作り、コタツまでセットして、コタツの中で丸くなっていてくれたら安心なのだけれど。

◼️Crêperie Le Pont Mari（クレープリー ル ポン マリ）を訪れる時はクレープの盛り付けも楽しみの一つ。ボンマリではいつもクレープと一緒にKUSUMI TEAをいただきます。

ポンマリの記事はcontentsおよびVOLUME 01の「にいがたのパリ案内。」からご覧いただけます。

「 COLOR 」

新潟の冬の空は、たいがいグレイの色をしている。だから時おり雲の合間から水色の空が顔を出すと嬉しくなる。新潟市は雪が降ってもそんなに積もることはないのだけれど、何年かに一度膝丈くらいまで積もることがある。今年は一時、その何年に一度かの大雪になった。朝目が覚めて、カーテンを開けた時に一面が白銀の世界だと、外は寒いはずなのに暖かさを感じ、雪は冷たいはずなのに温かみを感じる。白銀の世界に見とれているのは一瞬で、直ぐに我に返り、遅刻しないように早く家を出なきゃと積もった雪を恨めしく思うのである。あぁ、今日が休日だったら最高なのになぁ。

◼️影で写っているヒヤシンスの球根は本町のSAKURA KOMACHIで買ったもの。部屋が甘い花の香りで満ちています。

「 ALOHA 」

人生の折り返し地点を過ぎている私だが、前回の今日のハニー「器とスコーン」にも登場した永井宏さんの「愉快なしるし」を読んで、この歳になって初めてALOHA（アロハ）の意味を知った。私はALOHAという言葉を、こんにちはやさようならなど挨拶の言葉だと思っていたのだけれど、それだけではなく、ALOHAは５つの言葉（思いやり、調和、心地よさ、謙虚さ、忍耐強さの頭文字）から成り立っていて、愛や敬意など３０以上もの意味があるのだそう。本来、こんにちははAloha 'auinala（アロハ アウイナラ）、こんばんははAloha ahiahi（アロハ アヒアヒ）、おはようはAloha kakahiaka（アロハ カカヒアカ）というらしく、直訳するとこんにちはは愛しい午後、こんばんはは愛しい晩、おはようは愛しい朝になる。なんてラブリーな言葉なんだろう。急にALOHAという言葉が好きになってしまった。

ここ１•２年、急に白いTシャツが似合わなくなってしまい、ずっと着るのを避けていた。白いTシャツにショートパンツ、白いソックスにVANSのスニーカーを合わせたら、中学生、高校生の体操着のような出で立ちになってしまう。ショートパンツをトラウザーズとか他のボトムに変えてもしっくりこない。それ以来、ずっと白いTシャツを避けていたのだけれど、ソフィア・コッポラの「オン・ザ・ロック」を観たら、主人公演じるラシダ・ジョーンズが着ていたクタクタのBEASTIE BOYSのTシャツ姿がこなれた感じがしていいなと思って、今年の夏は白いTシャツに再チャレンジすることに決めた。今から夏に向けて、村上春樹さんが言うところの首がいい”やれ具合”になるように育てていこうと思う。

◼️トートバッグにかけてある白いTシャツはCTC STOREのもの。スケーターのJACSON DILLを知っている人には笑みを浮かべてしまうデザイン。

⬜︎永井宏さんのトートバッグ愛の影響で、自分でもALOHAの文字を入れたトートバックを作ってしまいました。（Dark Green、Large Size、Regular）