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1. 放下(ほうげ)

2021.01.31 16:13


人は皆、神の造りし遊びやゲームに夢中である。

神は、宇宙一のプロデューサーであり、異色の脚本家であり、天才ゲームメーカーであり、なおかつ巨大アミューズメントパーク、その名は地球のオーナーでもある。


だから無いものが無いし、ありとあらゆる遊びやゲームをそろえて、人を骨抜きにする。

オモチャ、TVゲームに始まって悲劇・喜劇にホラーにサスペンス、家族ゲームに愛人ゲーム、買い物ごっこにお姫様ごっこ、酒にギャンブル・覚醒剤、チャンバラごっこに戦争ごっこ、とどめは核を使った火遊びだ。


空から見ていた天の母、放蕩息子に呼びかける。

“もう充分遊びましたか。そろそろお家に帰る時間ですよ” って。


どんな人でも、人はいつか必ず全てを放下させられる時がくる。

その時をこの世では“死”といい、反対に、生きているうちに自らすすんで余計なもの一切放下することを“ 解脱 ” という。


言葉のうえにおいてはどちらも同じ放下だが、両者には天と地ほどの開きがある。

これに気づく人は少ないし、ましてや後者を選ぶ人はなお少ない。


シンデレラよろしく、時刻は只今23時59分、まもなくお家に帰る馬車が出る。

心ゆくまで遊びますか、それとも母のみ胸に帰りますか。