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いのちを纏う―色・織・きものの思想本ダウンロードepub

2020.12.22 01:26

いのちを纏う―色・織・きものの思想

志村 ふくみ / 本


いのちを纏う―色・織・きものの思想本ダウンロードepub - 志村 ふくみによるいのちを纏う―色・織・きものの思想は藤原書店 (2006/4/1)によって公開されました。 これには253ページページが含まれており、本というジャンルに分類されています。 この本は読者からの反応が良く、2人の読者から3.6の評価を受けています。 今すぐ登録して、無料でダウンロードできる何千もの本にアクセスしてください。 登録は無料でした。 サブスクリプションはいつでもキャンセルできます。

いのちを纏う―色・織・きものの思想 の詳細

この本を見つけたり読んだりすることにした場合は、いのちを纏う―色・織・きものの思想の詳細を以下に示しますので、参考にしてください。

タイトル : いのちを纏う―色・織・きものの思想

作者 : 志村 ふくみ

ISBN-104894345099

発売日2006/4/1

カテゴリー本

ファイル名 : いのちを纏う-色-織-きものの思想.pdf

ファイルサイズ29.43 (現在のサーバー速度は20.67 Mbpsです

いのちを纏う―色・織・きものの思想本ダウンロードepub - 出版社からのコメント【藤原書店PR誌『機』2006年4月号より】 「植物からいただく」 志村ふくみ・鶴見和子 植物から色をいただく志村植物染料は、全く相手任せです。そのことがだんだんとわかってきて、植物に深入りしてくると、じゃあ、色は一体何だろうかと。何を植物が蓄えているのか。何を人間に訴えているのか。染色というのは、単なる色を染めて、機を織るとか、この色がいいとか、化学より植物染料の方がいいとか、そういう分け方ではないんじゃないかと。この色の奥にある世界が少しわかりかけてきたようにも思いますが、まだわからないんです。その一番のキーポイントが緑だったんです。藍と黄色をかけなければ出ない。鶴見藍と黄色をかけた時に、初めて出てくる。だけど自然にはこんなに緑は満ち満ちているのにね。ましてや緑って一口にいうけど、違うのよね。一つ一つ違うのよ。志村こんなにあって、無限に変化があるのにと思いますが。さらに、一日一日違うしね。命のきらめきのようなね。陽がさしている時と、少し曇っている時と全然ちがいますね。形も一つ一つちがいます。同じものは自然に一つとしてありませんね。鶴見それはもう色名では言えないわね、表現出来ない。ピッタリくる色名がないもの。いうなれば色名以上の色の違いがあるということね。志村色というものをもっと、単なる色彩として考えてはいけないなと思い始めてから、いろんな色が全体に少し水準があがってきた。ただ色を出しているんじゃないということがわかった時に、初めて植物の方がほんとの色を見せてくれだしたというんですか、こちらの色の見方に変化が出てきました。ゲーテは「植物は秘密を打ち明けてくれる」と書いているんです。人間が勝手に木を伐って、色を出して、ああ、植物染料の色が出た、では秘密は打ち明けてくれないんです。そうじゃなくて、植物からいただくんだ、どんな色が出るかわからないけども、いただくんだと思った時に初めて、植物が秘密を打ち明けてくれ始める。植物は自分を投げ出して色をみせてくれるのです。植物に対する畏敬の念が大切ですね。 人間と植物の魂の触れあい鶴見こっちに語りかけてくれる。自然と相対で沈黙の対話をいつでもしていらっしゃるということね。いつもは人間が偉そうにして、植物はこんなところにいて、バサッバサッと伐って、だから植物は知らん顔してますよね。だから染色というのは宗教に近いですね。いや、そうしていただいた色を自分が着るのよ。だから今度は、この皮膚と触れあって......。命と命の触れあいになるのね。化学染料ではそれがむずかしいわけね。志村命と触れあってはじめて色が出てくれる。化学染料では植物繊維は染まらないんです。正直なものですね。今の化学繊維は、化学染料で染まるのです。鶴見絹とか、麻、木綿とか、それから羊毛は染まるのね。そういうものでなければ、色を出してくれない、魂の触れあいがないから。きものというのは植物繊維で出来ているから、いつでも触れあっているのよね、人間の魂と植物の魂が触れあっている。それを染めて、織った人の魂もここにこもっているから、いろんな魂が触れあって、毎日を生かしていただいている。志村植物の方からおしえられるんです。それを現代は全く抹殺して魂の触れあいなんてありません。鶴見化学繊維だったら、魂はどこにもないわね。(構成・編集部) (しむら・ふくみ/染織家・人間国宝)(つるみ・かずこ/社会学者)※全文は『色の思想/きものの思想』に掲載内容(「BOOK」データベースより)長年“きもの”三昧を尽してきた社会学者と、植物染料のみを使って“色”の真髄を追究してきた人間国宝の染織家。植物のいのちの顕現としての“色”の思想と、魂の依代としての“きもの”の思想とが火花を散らし、失われつつある日本のきもの文化を、最高の水準で未来へと拓く道を照らす。著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)志村/ふくみ 1924年生まれ。紬織の重要無形文化財保持者(人間国宝)。1941年、母より初めて機織を習う。42年、文化学院卒業。55年、郷里の近江八幡にて植物染料による染織を始める。57年、第四回日本伝統工芸展に初出品で入選。翌第五回展から第八回展まで、紬織着物により連続四回の特選を受賞、65年の第九回展からは特待出品者となる。以後、染織作家として自然の恩恵を大切にした創作活動を行ない、日本の伝統技術である紬織を芸術作品に発展させてきた。86年、紫綬褒章受章。90年、紬織の優れた染織技術により国の重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定。93年、文化功労者。著書も数多く、『一色一生』(求龍堂、大佛次郎賞)『語りかける花』(人文書院、エッセイストクラブ賞)ほか 鶴見/和子 1918年生まれ。上智大学名誉教授。専攻・比較社会学。1939年津田英学塾卒業後、41年ヴァッサー大学哲学修士号取得。66年プリンストン大学社会学博士号を取得。論文名Social Change and the Individual:Japan before and after Defeat in World War 2(Princeton Univ.Press,1970)。69年より上智大学外国語学部教授、同大学国際関係研究所員(82‐84年、同所長)。95年南方熊楠賞受賞。99年度朝日賞受賞。十五歳より佐佐木信綱門下で短歌を学び、花柳徳太郎のもとで踊りを習う(二十歳で花柳徳和子を名取り)。1995年12月24日、自宅にて脳出血に倒れ、左片麻痺となる。2001年9月には、その生涯と思想を再現した映像作品『回生 鶴見和子の遺言』を藤原書店から刊行(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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以下は、いのちを纏う―色・織・きものの思想に関する最も有用なレビューの一部です。 この本を購入する/読むことを決定する前にこれを検討することができます。

今、実は本を途中まで読んでいるところなのですが、中味の濃さにびっくりしています。「私はアニミズムです」とおっしゃる鶴見和子さんに、私自身もアニミズムの考えを持っているので共感するとともに、とても嬉しかった。そして、志村さんと、鶴見さんの対話の内容は、単に染織やきもののことにとどまるこなく、科学や数学的なものにまで及んでいます。色彩というものは、並べていくと環状であり、それが曼荼羅にも関連したり、あるいは現代の科学で研究されることのつきつめたものである、という内容の深さに驚いています。きものや草木染を、うわべだけで評価する風潮がありますが、もっとすべてのものから精製されて、そのようなものができあがっている。この本に触れることで、ものごとの本質や根底について考えさせられます。非常に読み応えのある本です