ネックの反りに関して Part3
こんにちは、BTree Music ベース講師 ベースケ(Basske)です!
ベースを手にして避けて通れないのは、ネックの反り、、
自分の愛機が状態が悪いなんて信じられない、、
あなたのベースは大丈夫ですか?
前回はネックがどのようにして反ってしまうかを詳しく解説しました。
まだ見ていない方はコチラ⬇️
今回は複雑な反り方の種類の中でも代表的な捻れを解説します。
基本的には程度の差はあれ、長年使っているとどうしても癖がついてしまいます。
正しい知識で理解し対処しないと
もう使えなくなってしまいますよ。
捻れ
ネックの1弦側と4弦側で、反り具合の進行度が違うものを、捻れといいます。
前回の記事でベースの弦は、1弦から4弦までテンションにバラツキがあり、1弦側のテンション方が強いことがわかりました。
つまり弦を張りっぱなしで置いておくと、、1弦側が順反りなのに、4弦側が逆反りといった形になりやすいのです。これが捻れです。
もちろん弦を張りっぱなしでも反らないベースはありますが、ベースは張力の合計が80Kg近くになるので、ギターよりも反りやすいのです。
この状態はトラスロッドの調整で矯正しきれません。
ロッド調整をする時に、どちらかの反り具合に合わせて調整しないといけない為、ズレが生じてしまうのです。
例えば4弦側はバッチリだけど、1弦側は順反りで弦高が高くなって弾きづらいというのはよくある症状です。
荒療治で順反りの1弦をストレートにするために、弦を1弦側を多く緩めるといった方法もありますがすぐに効果が望めるわけではありません。
リペアマンに相談すると、アイロン調整やフレットのすり合わせを打診されると思いますので、その時の状態で判断しましょう。
ベースケの豆知識
- アイロン調整:特定の位置にクランプで力を加え、熱を加える事で木材を矯正する。
- フレットのすり合わせ:弾いて減ったり、経年により起きてしまったフレットの高さのバラツキを全体を削り高さを整えるのが基本のリペアです。フレットは消耗品です。
ネックの反り怖いですね、、
この段階まできてる場合は、自力で治ったりロッド調整で治すことは無理なので、リペアマンに修理してもらいましょう。
私もフレットの擦り合わせなどをしてもらったことがあるのですが、 かなりネックをストレートに近づけることができるので、弦高も低く、非常に弾きやすくなりますよ。
でもそうなる前に対処するのが一番大切です。
だからこそ、日頃のケアをしっかりしましょう。
次回はその他のうねり、ハイ起きについて解説していきます。
ベース講師 ベースケ(Basske)