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伝えたい、卵子の大切さ…③

2016.10.04 09:00


はなおかIVFクリニック品川 花岡正智院長のお話
『i-wish ママになりたい 女性のカラダと卵子の話』より 


精子と違い、数に限りのある卵子。 
妊娠には、その質と女性の年齢も大きく関係してきます。



あなたのカラダが大切!
治療の前に整えましょう 

卵子の質を考えれば、あなたのカラダの健康が大切になります  今あるあなたは、遠い遠い過去から受け継がれてきた命です。それが今の時代にあって、普通に生活をしている限り、栄養が足りないとか、ホルモンに偏りが出るということは少ないでしょう。  不妊症では血液検査でホルモン値や感染症の有無、また、内膜症や卵管通過検査、AMH検査なども治療計画に必要となります。  日常生活では、もちろんタバコはよくありません。タバコは卵が順調に発育しなかったり、受精や着床環境、妊娠経過にも悪影響を及ぼします。  男性なら精子の数量減少や運動率の悪化、奇形も多くなるなどの結果に結びつくといわれています。  その他、カラダのバランスが崩れていれば、その修復が不妊治療よりも優先されることもあるでしょう。  体重管理も重要です。BMI値で30以上と太り過ぎの方は、適正体重にすることが必要です。痩せの場合も適正に! 原因が過剰なダイエットであれば、改めて栄養を考えてみましょう。


細胞の元気

 私たちのカラダは細胞でできています。もともとは1つの卵子と1つの精子が受精し、分割・分化して色々な機能を持つ臓器や器官ができたものです。  人のカラダの細胞は、一定サイクルで生まれ変わると言われていますが、心臓や目、脳、脊髄などを構成する細胞のように、増えずにその役目を果たし続けるものもあります。それら機能がしっかり役目を果たせるよう、栄養を補充していくのにも細胞が活躍しています。  卵子も増えることはありません。そしてだんだんとその数が減っていきます。尽きるのは人生の半ば、あなたが閉経を迎える50歳前後のその10年ほど前です。  年齢とともに衰えていくのは止められません。  でも、元気を送り続け、カラダを整えていることで、その衰えを食い止めたり、妊娠していく環境に少しでもプラスになると考えます。


患者さんへ

 子どもがなかなかできないで心配しているのなら、早めにぜひ専門の病院、クリニックにお越しください。私たちの仕事は、子どもが欲しい人のためにあります。大切な卵子のためにも、ぜひお早めに!



伝えたい、卵子の大切さ…①
伝えたい、卵子の大切さ…②


 はなおかIVFクリニック品川 花岡正智院長のお話  
(2015年3月5日発行 『i-wish ママになりたい 女性のカラダと卵子の話』の記事です )