2月
久々に雨の週明け。2月に入り、早くも広島にきて1年の節目が迫っているのに気づきました。
フリーランスになったというのに、コロナに縛られたような1年でした。当地での仕事の方は結局、どうにも情けない状況ですが、研究メインで頑張るという身勝手な自分のマインドにもよる当然の帰結です。それにしても、個人事業の開業というものがいかに険しい道かというのはよく悟りました。
ただその分、研究に費やす時間とモチベーションを確保できた期間でもありました。ポートインクの小さな個室はもちろん僕の事務所ですが、半分(以上?)は研究室の役割も務めてくれています。窓がないのがつらいところですが、逆に集中するのに向いている空間なのかも。
学会や研究会での発表をこれまで何度か経験しました。自分内の原則として、発表報告のチャンスが巡ってくれば、いくら重圧を感じても決して尻込みしないことを守ってきました。批判の矢をたくさん浴びてひどく落胆したこと(その直後に胴巻きを発症。しかも顔面に)もありましたが、そんな経験さえも何か成長に役立つことがわかりました。
先週末の研究発表は、なんとか乗り切って、かなりホッとしています。ガチガチに緊張しましたがこれも本当に尻込みしなくてよかった。内容を吟味いただいた先生方から、その場で鋭い指摘とともに、とても建設的で貴重な意見をいくつももらえたので、本当に有難いと思いました。
学位取得にしても、これから教育・研究又は実務のいずれの道を進むにしても、そのいずれかが発展するにせよしないにせよ、とにかく今年は間違いなく決定的に重要な年になりそうです。まずは、(ありがたいことに)今頼んでいただいている仕事を確実に完成させることと、自分の研究を深めることに全力を注ぎたいと思います。