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カタログ本比較『蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史』

2021.02.01 18:20

ゲームソフトのカタログ本というと、ファミコン初期には徳間書店の『ファミリーコンピュータ大図鑑』とケイブンシャの『ファミリーコンピュータ大百科』というシリーズが発売されていました。

それぞれ、当時としては新作のタイトルを紹介している本で、特にカタログ本を意識したつくりではなかったためか、ファミコン雑誌が隆盛を極めると自然と淘汰されていきました。

 

本格的なカタログ本というと、1992年にアスキーが発売した「ゲーム年監」あたりが最初だと思われます。

 

ゲーム年鑑 1983-1986[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1987[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1988[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1989[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1990 上巻[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1990 下巻[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1991上巻[アスキームック]』(Amazon)

ゲーム年鑑 1991下巻[アスキームック]』(Amazon)

 

当時はまだ、初のメジャーゲーム機のファミリーコンピュータの代替わりが終わっていなかったため、ハードを網羅したカタログ本は存在せず……、いや、実際にはハードごとの本も多少は発売されていたのですが、まだハードが末期になっていない以上、全てのソフトを収録するような本は、当然ながら作れませんでした。

 

それゆえに年代に切り分けるのは正解だったというところですが、その一方で、全てをまとめてしまうような辞典的な本が登場し、こちらは2011年まで不定期に発売され続けました。

 

全件検索可能CD-ROMデータベース付き 超絶大技林 2011年秋完全全機種版 単行本(ソフトカバー) – 2011/7/30』(Amazon)

 

辞典的な本は情報こそたくさん掲載されているモノの、一つ一つの文章をよく見ると、結構怪しい文面が多かったりします。

あと、写真が一切ないのが寂しいですよね。

 

続いて、ファミリーコンピュータの対応タイトルがなくなる1994年以降、ゲーム機ごとのカタログ本が作られる機会が増えていき、エミュレーター系の本を含めていろいろな本が発売されているのですが、まっとうなカタログ本として1つの形を作ったのがファミ・コンプリートではないでしょうか。

 

ファミ・コンプリート 単行本 – 2003/11/5』(Amazon)

 

2010年代後半になると、ファミコンに限らずカタログ本が多数つくられるようになり、その双璧となるのが「コンプリートガイド」シリーズと「パーフェクトカタログ」シリーズになります。

ファミコンコンプリートガイド 単行本(ソフトカバー) – 2016/11/26』(Amazon)

ファミコンコンプリートガイドデラックス 単行本(ソフトカバー) – 2019/9/21』(Amazon)

 

ファミリーコンピュータパーフェクトカタログ (G-MOOK) ムック – 2019/12/26』(Amazon)

 

コンプリートガイドはそれぞれKindle本も発売されています。

 

ファミコンコンプリートガイド Kindle版』(Amazon)

ファミコンコンプリートガイドデラックス Kindle版』(Amazon)

 

というわけで、ざっくりとカタログ本の歴史を振り返ってみたのですが、それぞれのカタログ本ではゲームがどのように紹介されているのか、気になることも多いことでしょう。

 

ということで、動画で少しずつ比較をしていきます。

 

今回は

蒼き狼と白き牝鹿 元朝秘史』(Amazon)

になります。

 

では、動画をどうぞ。