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「第二の家」ブログ|藤沢市の個別指導塾のお話

勉強犬のお話

2016.10.04 15:14



勉強犬のモデルとなったピースというラブラドールが居ます。

「幸せ」の名を持つ彼女は、14歳まで生きて、

沢山の幸せを僕たちにくれました。



さて、そんな勉強犬のモデルのピースをモデルにした物語があります。

今日はそれをご紹介しますね(手抜きではない)

実際とは多分全然関係ないのですが、

その物語から何かを感じ取って頂けたら幸いです。



「one」という物語です。






窓から外の風景を見るのが好き。

ゆっくり、変わっていく景色を眺めながら、

色んな事を考えるんだ。

楽しいことも、楽しくないことも、

浮かべてみて、答えを探そうとするんだ。

困ったら、あくびを一つ。 



 「ずっと一緒に居られるかな」 

 何度も浮かべた、一番の心配事。

私は今、大好きなあなたと一緒に暮らせているけど 、

これが永遠に続くはずがないってことは、知っている。

いつだって、本当の願いは叶わないことばかりなんだ。 



二人で散歩をした春。

花粉症のあなたは少し嫌々だったけど、

ちゃんと私の寄り道に付き合ってくれた。



悪戯をして叱られた夏。 

でも、その後のいつもより豪華な食事には、

いっぱいの優しさが詰まってたよ。



車で遠出をした秋。 

世界の広さと素晴らしさを感じながら、

これからもあなたと色んな所に行けたらいいなって思ったよ。



落ち込むあなたに寄り添った冬。 

「重いなぁ」って少し迷惑そうだったけど、きっと喜んでくれていたよね。

あなたは笑っていたから。



生まれてから死ぬまでの間、

私は、あなたと居る時間を一番大切にしたよ。

一番、幸福な時間。

楽しかったな。嬉しかったな。

全部大切にしたまま、お別れをするね。 



窓から外の風景を見るのが好き。

あなたが帰ってくるのに、一番先に気付けるから。

私は、あなたが帰ってきたのを見つけて、一目散に玄関まで走って行くんだ。

それでね、何度も「ただいま」って言うの。

その言葉はあなたには決して伝わらないけれど、

あなたが「よしよし」って頭を撫でてくれる。

それだけでいいの。



同じようにきっと、

伝わらないけれど、

私の言葉は、

あなたには届かないけれど、

それでも、

あなたに抱えられながら、

最後のお別れをするこの時に、

ありがとうや、

ごめんなさいや、

さようならの気持ちだって全部込めて、

私は、呟くの。



「あなたが大好き」



わん。







人と犬、

種族は違えど、一緒に暮らしているうちに、

僕らは自然に家族になる。不思議だね。



彼女の命日が過ぎて、

なぜだかふと色んな事を思い出したので、

今日はこんな感じ。私事で失礼しました。



本日もHOMEにお越し頂き誠にありがとうございます。

「勉強犬?モデル料払ってね」なんて言ってそう。