【本の紹介】CCPで使った職業調べの本
施設や里親家庭で暮らす子どもとのキャリア・カウンセリング・プロジェクト(CCP)では,いろいろなワークの中でお仕事について調べたりすることがありました。
これ以外にもたくさんありますが,とりあえずこれまで使ってみた本を整理してみました(備忘録的…)。もし,この他の本で「よかったよ」というのがあれば教えてください。
◆『新 13歳のハローワーク』村上龍 (著), はまのゆか (イラスト)
→言わずと知れた… 自分が興味にあることからつながる職業を探してみることができるので,とっつきやすい。
→「戦争が好き」とか「Hなことが好き」とか,そういう興味からつながる職業も示してあることがいい。
→掲載されている職業にはずいぶん偏りがある
→関連して『13歳の進路』という本もある
→関連して「13歳のハローワーク公式サイト」というものがあって,ここでは本に掲載されていない職業も紹介されていたり,実際にその職業に就いている人の話が掲載されていたりして面白いし,ネット世代にはとっつきやすい
◆『しごとばシリーズ』鈴木のりたけ (著)
→絵本なので,文章が苦手な子も読みやすい
→細かい仕事道具の絵も描かれていて面白い
→絵が中心なので,掲載されている職業はかなり限定されている
◆『日本の給料&職業図鑑』給料BANK (著)
→著者名からもわかるように,職業の説明だけではなく給料の目安も示されている
→カードゲームのようなキャラクター図で示されているので子どもはとっつきやすい(かも)
→他にもシリーズがいろいろある(『大学の学科図鑑』とかも)
◆『こどもおしごとキャラクター図鑑』給料BANK (著), いとう みつる (イラスト)
→『日本の給料&職業図鑑』と同じ給料BANKが出しているので,基本的な構成は同じだけど,より年齢の低い子どもにも使いやすい
→キャッチーな作りになっている分,おとなが補足説明をしたりする必要があるかもしれない
◆『あこがれ仕事百科』NHKラジオ第1「きらり10代」制作班 (編集)
→ボリュームがあるし,基本,文章なので,対象年齢は高め
→実際にその職業に就いている人が説明してくれているのでイメージがわきやすい