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DOVIZIOSO22

2021.02.02 09:35

ドヴィジオーゾとSUOMYの軌跡を辿るお話。

2018年チェコでリズムを取り戻し、オーストリアに挑みます。

オーストリアはDUCATIと相性が良く、ドヴィジオーゾも勝っているコースであり、マルケスが唯一勝てていないコースでもあります。

2人はFPから激しく火花を散らしましたが、予選タイムではマルケスが飛び抜けてしまいます。

レースは今までと違い、ルーキーのクワルタラロが争いに加わり、独走もペースコントロールも難しい展開に。

3人ともペースはずっと一貫しており、ほぼ全力だったことが伺えます。

マルケスは回り込む左コーナーが異常に速く、ドヴィジオーゾは最終前の右コーナーが異常に速かったのが印象的でした。

終盤になるとクワルタラロが遅れ、マルケスが底力を振り絞りスパートをかけます。

最終ラップ、マルケスが得意の左コーナーでドヴィジオーゾを大きく引き離し、勝負あったかなと思いましたが、スパートが強すぎたのか、マルケスのタイヤが急激に終わってしまいます。

奇跡的にドヴィジオーゾ得意の右コーナーで追いついたので、最終コーナーはクロスライン勝負になるかなと見ていましたが、なんとそのまま突っ込みました。

最終コーナーはマルケスのレバーガードを飛ばしてしまう、ギリギリを超える接触プレイで強引にドヴィジオーゾは前に出て、そのままゴールとなりました。

こんなドヴィジオーゾは初めて見ました。最初で最後かもしれませんし、ドヴィジオーゾもキャリア最高の激しい勝利だったと最近語っています。

久しぶりの優勝で歓喜に沸くDUCATIチームでしたが、チームマネージャーの姿は近くにありませんでした。

続くイギリスはスタート直後に転倒に巻き込まれリアイア。脳震盪による一時的な記憶喪失という深刻なクラッシュでしたが、そこは鉄人ドヴィジオーゾ、1日休めば大丈夫でした。

しかし、これで2019年は終戦ムードになりました。

ではまた、次回に続きます。