★出店攻勢スピードの賛否
2011.11.13 15:04
いつもご覧いただきありがとうございます
今日は「出店攻勢スピードの賛否」についてです。
10年位前。チェーン店では。。。
「3日に1店舗。全国のどこかでオープンしている」
そんな会社がいくつもありました。
全国各地でSC(ショッピングセンター)から出店要請や企業の上場ブームに乗り
知名度を一気に上げるため、未開拓地域へでも果敢に出店していました。
しかし、そこでいつも問題にあがるのが。。。
「人材の育成が後回しになること」です。
出店スピードが速いと、人材をどこから獲得するか?
手っ取り早いのが。。。即戦力となる「経験者」を採用することですね!
しかし、その人材が本当に適材であるか?
採用・選出した人事側の声は。。。
「取り合えず、店を守ってくれればいい」そう思っています。
言葉は悪いですが。。。
「当たれば(うまくいけば)ラッキー。ダメなら(失敗・合わない)辞めさせる」
こんな考えで、お店を任せても上手くいくわけがありません。
しかし会社側としては、こんな危惧もあるんですね!
「新規出店のために育ててきた人材が、急に他の会社に転職してしまったら。。。」
上場企業の場合、株主の方々から出資していただいたお金を、上手く運用するためにも新規出店を続けなければいけません。
それに対して、人材の育成が常に後手後手になってしまいます。
後に、人材の再教育に力をいれることができればよいのですが。。。
人(人材)を大事に考えない会社の場合。。。「人<店<利益」となります。
人を大切に思う会社は。。。「人=店=利益」だと思います。
会社が破産ということは、事業の継続ができない=人材もすべて解雇になります。
せっかく出店攻勢をかけてきても。。。とても残念なことです。