1年続くおはなしのはじまり(豊島)
こんばんは!締め切り伸ばし魔の豊島です。またもや火曜日になってしまいました…すみません!
今日は暖かかったですね〜。やっぱりポカポカしていると気持ちが和らぎます。今日は仕事終わりに食べたお昼ご飯が美味しすぎて、めちゃめちゃ幸せな気持ちになりました。ドリアなんだけど、上にロールキャベツと生姜餡掛けがかかってるやつ。はぁ〜〜〜美味しい気持ちが蘇る。やっぱり手をかけて丁寧に作られたご飯は美味しいな。また食べたい。
ーーー
加藤さんの写真たち。望月めいりさんの写真、とても素敵。デニッシュは、だいぶ食べかけたあの瞬間に写真を撮るに至った思考がとても気になりました。子供はよくみてる。加藤さんといえばショルダーバックのように肩にかけている携帯のチェーン。
ーーー
さて、今日から始めます。一年にわたる連続ブログ小説。(多分たまに休む)
加藤さんは豊島さんの発想で始めて、困った時にアイディアを出すのが良いのでは、と書いていましたが、いきなり困ったのでやっぱりお題を出してもらいました。
出されたお題は「接触」
と、いうことで、「接触」というキーワードを起点に物語を始めてみたいと思います。
どこにいくのか、どこにも行けないのか、どうなるか全くわかりません。なんか冒険感あるな!広い心で見守っていただければ幸いです。では、どうぞ〜〜〜
ーーー
【1】
接線のことを考えている。数学で習った接線。円があって、そこに棒がくっついているやつ。見た目、結構べちゃってくっついている感じなんだけど、めちゃめちゃ拡大してみていくと、実際には円と線が接触しているところは点になっているらしい。で、これを接点って言うらしい。
初めて聞いた時、マジかよ!って思った。だって教科書とかプリントとかに印刷されてるサイズだと、絶対その辺りは黒く潰れてて、小さな点以外の部分が円に触っていないなんてとてもじゃないけど思えない。だから私は、もっともっと拡大してみたかった。大きくして大きくして、さらに大きくして、くっついている部分が本当に点だってことを確認したいなって思った。
ところで点の概念ってなんなんだろう??拡大していったら、接点はどこまで小さくなり続けるんだろう???最終的には、どこまで拡大して、どこまで点が小さくなったら「なるほどこれは確かに点ですね」って結論を出せるの?
自分の頭の中で、接線と円の接触面をどんどんどんどん拡大していって、行けるところまでいってみよう。そう思って、思って思って頑張ったんだけど、私の想像力と集中力は30秒くらいで限界を迎えたのであった。あと、ちょっと病みそうな気がしたので自分の中のやめとこうセンサーが作動したのかもしれない。
で。私は部屋を出たんだ。
ドアを閉め、鍵を閉め、ふと振り返った私は言葉を失った。いや、一人だし元々別にしゃべってなかったけど、とにかく脳内に延々繰り出されるおしゃべりがストップした。
アパートは丘の上にあって、見下ろすと街がずっと広がってて、そのまた向こうの遠―くのほうには夕日が沈んでいく山並みが見えるわけだけど。その山の斜面になぜか…。
なぜかとてつもなくどでかい銀色の球がドカっと乗っていたのであった。(続く)
ーーー
高校時代に通っていた街、国立。まっすぐ伸びる大学通り。
次回の加藤さんのお題、私が書いた文章に結びつきそうな写真を載せてもらおう。どうにかこじつけてみてください!