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自分の中の鬼を鎮める

2021.02.02 13:40

今日は節分。

節分が2月2日になるのは、124年ぶりだそうです。

地球は1年365日ピッタリで太陽の周りを公転しているのではないため、微調整で閏年があったり立春の日が動いたりするのですね。

我が家に恵方巻の文化はないのですが、こうも情報にさらされているとやっぱりその様なものが食べたくなるものです。

数日前から、節分の夜は手巻き寿司大会にしようと思っていたところ、昨日のクライアントさんに新海苔をいただくという福!

壮大な宇宙の回転に想いを馳せながら、今夜はお寿司を巻いて巻いて食べました。

節分といえば鬼。

鬼という漢字が元々「死者の魂」を意味したため、死への恐れから、鬼は怖いもの、人に悪さをするものと考えられるようになったとか。

地獄で死者を責める番人も鬼。

でも、優しい鬼の昔話や、怠け者をたしなめて五穀豊穣や悪疫除去を祈るお祭りの鬼もいます。

そう考えると、鬼を味方につければ、悪い心を戒める抑止力のような存在にもなってくれそうです。


自分の中の鬼が顔を出して暴れることもあります。

欲や怒りに憑りつかれたり、愚痴や恨み妬みの感情から抜け出せずにいるようなとき。

頭がカッカして(目には見えないけれど)角が生えて、周囲にあたってしまうかも。

顔をしかめて、眉間にしわが寄って、額は下がって来ます。

わざとそんな顔を作ってみると、あぁ、不愉快なときってこんな顔になるなる!と思うでしょう?


そんなときのケア法です。


おでこの上に手の平を重ねます。

座ったままでもできますが、寝転がった方がリラックスできると思います。

人によっては、生え際あたりが気持ち良く感じるかもしれません。

押さえるというより、手の重みをそのまま乗せるイメージで。

少しだけ頭頂部に向かって力が流れるように置くと、額が上がり眉間が広がってきます。

鬼の感情で眉間が寄ったのなら、眉間を広げることで鬼も鎮まるというもの。

上級編は、手の平同士が合わさる形でおでこに乗せます。

おでこに触れるのが手の甲になるので、パワーの強い手の平より優しく、癒し祈る形になります。


「鎮まれー!」と念じないで、そっと体~心が変化していくのを待ちましょう。

変化を感じないときは、もう少し慣れが必要か、まだ“時”ではないのかも。

必要なことを体験して経過するには、時間もかかりますものね。


節分の掛け声は「鬼は外!」ですが、鬼の自分はあまり外に出ずに、用心棒として奥深くに控えておいて欲しいです。