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BelOMO Siluet Elektro

2021.02.02 14:49

VILIAの進化系みたいな位置のカメラです。

正確にはこの前にVILIA AUTOというセレン露出計のものがあったみたいですが、こちらはその後のCdS露出計がついています。

中はVILIAのスカスカだったボディに電子パーツを詰め込んだ感じです。

不具合箇所

■鏡胴がグラつく

■レンズ、ファインダーの汚れ


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シャッターを開ける
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鏡胴のグラつき原因を探るためシャッターを開けてみます。

銘板の外側のカニ目を回し、CdS露出計のカバーを外していきます。


3箇所のネジを外し、フォーカスリングを外します。

レンズ群も指で回せば外れます。


ネジ3箇所を外し、絞り指標リングをはずします。

レンズはゴムリングで正面側から外すことができるので、汚れをとっておきます。



シャッターカバーを外すとシャッター機構が見えます。

VILIAと同じようなパーツも使われていますが、電子制御されてます。

ここは特に問題は無いので、固着したヘリコイドグリスだけ清掃して終わりにします。


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軍艦を開ける
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巻き戻しノブをフィルム室側から固定して、真ん中のネジを外します。

ノブの下のネジも外します。


反対の側面下にあるカニ目ネジを外します。カニ目は順ネジです。

これで上部のカバーが外れますが、シューの裏にリード線が繋がっているので外しておきます。


軍艦内部が見えました。電子パーツは壊れていても私には直せないのでスルーします。

ファインダーの黒い紙を剥がし、ガラスを綺麗に清掃します。


裏蓋金具にも錆が出ているので、外して綺麗にしましょう。

ファインダーサイドのシンクロのカニ目をはずします。カニ目は順ネジです。


下部のカバーが外れました。

フィルムカウンター周りも不具合はないので、汚れや錆を落として終わりにします。

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フィルムカウンター周りも追記
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先にバッテリーボックスを外します。

ボディ横のネジを外し、ボックスにつながっているハンダを外します。

(狭くて外しにくい場合は、軍艦部の基盤から外す。)

ボックスを押し出すと、下側のリード線も外せます。


オレンジのカウンター指標をはずし、見えているネジを外します。

フィルムカウンター下のギアカバーを外そうとすると、カウンターを送る板が引っかかるので、こちらも外します。


これで機構内部が見えます。巻き上げとチャージがリンクした重要な部分です。

綺麗に掃除します。


*フィルムカウンターカバーを戻す際は、正しいギアの噛み合わせ位置にしないと巻き上げが出来ません。


パーツを戻し、無限遠(VILIAと同じ)が合っているか確認して終わります。


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使い方を忘れた時のために
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資料が少なく、ボディに書かれた情報だけではランプやシャッタースピードがどういう挙動が正しいのかわかりませんでした。

忘れた時のために書いておきます。


シャッタースピード:B,f4-8s〜1/250 (オートで最長スローが8秒まであります)


ファインダーのランプ

赤: 露出オーバー (絞りをしぼる)

オレンジ: 露出アンダー (絞りを開く、もしくはバルブに切替)


・電池は4RC53もしくは、PX625を4個ですがLR44を4個で代用。

 通常の使用では、バッテリーの寿命は約1年。


・電池ボックスは下がプラス


・切替ノブを「K」へ押すとバッテリーチェックです。

 ファインダーを覗き赤ランプが光ったら正常です。(赤とオレンジ両方光ったら電池が逆です)

 **電池を入れないと常にシャッターは最速の1/250で切れてしまいます。バルブも出来ません。**

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ISO100 FUJI FILM color nega