【数字から会社の立て直し】⑤人件費削減にリストラは効果的?それとも?
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こんにちわ。キズカス カンパニーの加藤です。
前々回、③お客様から見える・見られる部分は経費を削ってはいけない!という
記事を書きました。
タイムリーにも、ダイエーさんの男子用トイレの扉のニュースがありましたね。
このニュースを見た方々の評価が、会社の評価になるということです。
ということで、今回は・・・
『⑤人件費削減にリストラは効果的?それとも?』
と題してお送りいたします。
前回の記事はコチラ)
一人当たりの人件費。
案外知らないものですよね!
会社の数字って、それぞれが、どこの部分を見ているかで、
社員のやる気や経費の使い方も、大きく違ってきます。
では、その人件費。
経営者である皆さんが・・・
人件費 = 無駄な経費 = 負債
と考えるようになると、社員さん・パートさんの扱いも
あまりよろしくなくなると感じます。
ここで、一つ質問をさせていただきます。
「現在の売上を、さらに1,000万円売上をアップさせるためには、
あと何人の人員が必要ですか?」
社員さんなら・・・1人?
パートさんなら・・・3人?
イメージできましたか?
なぜ、こんな質問をしたかと言いますと・・・
逆に売上が1000万円落ちた時、
皆さんに出していただいた人数が・・・
"過剰人員”
とイコール(または、近似値)になるのではないでしょうか?
経営が厳しくなると会社内では、こんな噂話が、起こります。
「売上が悪いから、誰か辞めさせられるかも?」
そうなると、職場では・・・
「どうせ。俺が一番に辞めさせられるよ!」
なんて言っている人は、案外最後まで残っていて、
噂が広まった段階で、仕事のできる人ほど、
転職活動に頭を切り替えます。
リストラのメリットは・・・
人件費負担を大幅に改善できること。
デメリットは・・・
会社にとって良い人材が辞めてしまうこと。
残った人材をトータルで評価すると・・・
平均レベルの人たち。
私が、立て直しで、リストラ後に入ると、
とても苦労します。
その理由は・・・
出来る人材(ある程度レベルのある人)がいないから、
一気に物事を変えることが出来ないんです。
平均レベルの人達は・・・
“仕事で、リスク(責任や責務)を取ろうとはしない人”
が圧倒的に多いからです。
それは同時に、協力的でない人たちとも言えます。
立て直しの時。
仕事レベルが平均またはそれを下回る方が、
10人がいるより。
責任感を持って仕事ができるひとが
“2人いるだけで”
8割、会社やお店を改善させる自信が私にはあります。
立て直しする時に、新しくやることに対して・・・
“すべてYES”
を求めるのであって、
“NO(やれません)”や“YES,BUT(会社の命令だからやるけど、でもね~)”
と発する人は、実際必要ありません。
これは、立て直しの時。
大きな障壁となるからです。
なのに・・・なぜリストラさせないのか?
次回に続きます!