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Atlanta Life ~via Belgium~

再びLeuven(ルーベン)へ、オランダ語をかじる

2016.10.06 15:09

入社の手続きでまたルーベンにやってきました。※前回のルーベン訪問の記事はこちら

契約書にサインをするだけなので用事はすぐに完了、せっかくなのでまたルーベンの旧市街を散歩です。 今日は前回の反省を活かして歩きやすい靴で。ここはベルギーだし、会社勤めするからといって歩きにくいパンプスは履きません!(ベルギーのOLさんはジーンズにキャミソールみたいな人もいてとってもラフ)もう1年もスニーカー生活をしたらパンプスには戻れませんね(笑) 

ちなみに前回はルーバン(Louvain)とフランス語で言っていますが、今回から親しみを込めて?ルーベン(Leuven)とフラマン語(オランダ語)読みでいこうと思います。だってフラマン語圏ですしね。


今日はまず前回行けなかったカフェに直行します。 スペシャルティコーヒーのカフェ、「MOK」に行ってきました。最近ブリュッセルのダンサール通りにも支店ができましたが本店はルーベン。



<落ち着いた店内>


 学生の街らしく、学生さん達が友達の家にでもいるかのようにリラックスしながら勉強していました。私も混ざって一緒にお勉強。せっかくルーベンにいるので本日はオランダ語をかじります。

 ルーベンは我が家から車で20分なのに、ブリュッセルとは全く違った雰囲気なのが面白い。まず聞こえてくる言葉がオランダ語だからアウェイ感覚が大きい。カフェに入ってメニューを見てもオランダ語だからよく分からない。…ということはブリュッセルのフランス語はだいぶ慣れたんだなぁとちょっと嬉しくなったり。ブリュッセルに来たばかりの頃はいま私がオランダ語のメニューを見るような感じで、頭の中にハテナマークいっぱいでフランス語を見ていたのだからなぁ。 

ここのカフェは本日のコーヒーだとおかわりは自由。自分でポットのところに行って好きなだけ飲めます。私がポットを探していると学生さん達が教えてくれて、「ここは自分の家みたいな感じでコーヒーを飲めるのよ」と笑顔で話しかけてくれました。ブリュッセル店よりアットホームで居心地良しです。 


今日の読書のお供は「オランダ語のしくみ」という本。



新書みたいにスラスラ読める!というのが売り文句で、確かにスラスラ読めるのだけどすぐ忘れてしまいます。まぁ、オランダ語は仕組みを知りたかっただけで覚えるつもりはないからいいのだけど。 でも超基本的な単語をちょっと覚えるだけでだいぶ楽しいですね。 

例えばオランダ語で英語で言うtheはde、ofはvan。これを知ってるだけで「本日のコーヒー」が分かりました。

 koffie van de dag 

これを英語に直すと、 

Coffee of the day  

名詞は英語に似ているものが多いので、冠詞や助詞を押さえると、意味不明だった文がちょっと分かるようになりますね。  


あと面白かったのが、オランダ語は母音を重ねるという点と、名詞の性が「両性」と「中性」があるという点。  


まず母音が重なるという点について。 

ベルギーは基本的に2カ国語表記なので、ブリュッセルで暮らしていても通りの名前など標識ではフランス語とオランダ語を同時に目にします。そんな時にフランス語勉強者として気になるのが、オランダ語が母音を重ねているという点。例えばストリートはStraatのように。 フランス語を勉強していると、フランス語が如何に母音の連続を嫌う言語かというのが分かります。とにかく母音の連続をどうにかして避けようとする。例えば母音を省略して、子音とくっつけてしまったり、間に意味のない子音を挟んだり。そんなフランス語とオランダ語が標識で並列してるととても気になっちゃうんですよね。 

例えば教会通り(Church street)はこうなります。 

フランス語 Rue de l'Eglise 

オランダ語 Kerkstraat 

 ベルギーって多言語で面白いなぁ。 


そして2点目の名詞の性について。 

フランス語やスペイン語などのラテン語グループでは名詞は男性名詞と女性名詞があります。 ではオランダ語はどうなのかというと。性がある名詞(両性名詞)と性がない名詞に別れるのです。両性名詞は、元々別々だった男性名詞と女性名詞が一緒になったものなので、もう男女の区別をしなくていいので楽チン。 

 例えばフランス語では以下のように

その男の人→l'homme(le homme) 

その女の人→la femme

という風に、名詞の性によって冠詞が「le(男性名詞)」か「la(女性名詞)」になりますが、 


オランダ語の場合は、 

その男の人→de man 

その女の人→de vrouw 

で、両方とも「de」で受けます。 なんと簡単!

オランダ語の名詞は男女を覚えなくていいんだ!と思ったのも束の間、「中性名詞」という存在を思い出さないといけません。

例えば、「家」という単語は中性名詞なので両性名詞とは違う冠詞がつきます。この場合はde huisとは言えず、het huisとなります。 ということはどれが両性名詞で、どれが中性名詞がを覚えないといけない訳ですね… うーん、なかなか一筋縄ではいかない言語。そう考えると英語ってなんて単純化された言語なんだろうと感心してしまいます。


さて、↓の写真はルーベンのアイコン「フォンスケ」です。

ビールと学生の街のルーベンらしく、ビールを頭に注ぎながら勉強しています。「よく学び、よく飲む!」私もフォンスケを見習って沢山勉強して沢山ビールを飲もうと思います:)