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芦屋幼保市民の会(旧:より良い保育芦屋)

大津市、3歳児保育(公立幼稚園)

2016.10.06 22:24

3年保育を全市立幼稚園で実施へ 大津市、29年度から   

                   (2016.7.9付産経)

 大津市は8日、平成29年度から全ての市立幼稚園で3歳児からの入園を受け入れる「3年保育」を順次導入すると発表した。これまでは2年保育のみの実施だったが、子育て支援策の拡充の一環で導入する。一方で、園児の少ない幼稚園は早ければ32年度から統廃合する方針も表明。市は「3年保育による質の充実と、再編による規模の適正化を両立させたい」としている。

 これまで同市の市立幼稚園では、4、5歳児のみを受け入れていた。ただ、市民からは「3歳になると行動が活発になり、家の中では大変」「3歳から集団の中で学ばせたい」などの声が寄せられていたという。今年1月に再選した越直美市長は2期目の目玉公約として「3年保育の実施」を掲げていた。

 計画では29年度から4年かけて全園で導入。比較的園児の少ない幼稚園から実施していく。ただ、現在の全34園にそのまま3年保育を導入した場合、教員数などが不足するため、導入後3年連続して4歳児が20人を下回った幼稚園は、近隣の幼稚園と統合させるという。

(私のコメント)

 芦屋市では、11日㈫公立幼稚園の適正配置(統廃合)が学校教育審議会で決定される。芦屋市の市議会での答弁、現実に行っている政策方針からすれば、廃園した公立幼稚園敷地を浜風跡型の民間幼保連携型こども園を誘致するであろう。住民がそれを望んでいるなら、それもよかろう。私は、芦屋市が4分の1負担で安く済む財政上のみの理由で認定こども園化が進行しているとしか思えない。3歳児保育導入には、これまで芦屋の幼児教育に貢献してきた私立幼稚園経営を守る知恵を出すこと、一方、公立幼稚園にも、預かり保育時間の延長など現状に安住しない改革の課題がある。大津市の3歳児保育を研究し、芦屋でも公私共存を前提に導入できないものかと思う。聞くところによれば、芦屋市財政は、他市に比較し、順調という。目先の算盤勘定ばかりに目を奪われると子育て世代が芦屋市へ流入しなくなり、人口減、税収減となる。大局的観点からの市政運営を望みたい。(池上)