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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 45』

2021.02.04 23:00

バスはHOTEL イナリ前に着いた。




クレジットのカードリーダーで支払いを済ませ、バスを降りた。




ホテルの外にある温度計は-16℃を示している。




バスの乗客は極寒を凌ぐため足早に、一旦HOTELのエントランスに入り、そこからイナリ湖のアクティビティに向かうもの、博物館へ行くもの、レストランへ向かい早めのランチを取るものなど、それぞれが目的地へと散り散りになる。




「俺らはどうしよっか、博物館見に行くか?」




「いや、先にイナリ湖の散策に行こう」




「いいよ、臣に着いてく」




散策しながらさっきずっと考えを巡らせてた、アレ…




要望、いや願望かな。




俺の気持ちを伝えたい。




何て切り出そうか。




今夜、襲ってくれる?




…アホか、ストレート過ぎるわ。




「お若い方」




呼ばれて振り向くと、バスの後ろに座っていた、あの仙人のような老人が立ってこちらを見ている。




「急に吹雪くこともあるから、気をつけて行きなさい」




「あ、ありがとうございます」




再度礼を言った。




「誰?臣の知り合い?」




「いや、バスの後ろに座ってた人で…」




隆二にそう返しながら振り向くと、ご老人の姿はもう見えなくなっていた。




「ご高齢のようだったけど、足早いね~!」




本当に、忽然と消えた。




雪も降ってないのに、急に吹雪くことなんてあるのかな。




「臣、手ぇ繋ご…」




「ん?ああ、行こっか」




「あ、そうだ!ホテルのラウンジでコーヒーのポットサービスしてるから持っていこ」




「喉乾いたの?」




「いや…俺コーヒーないと生きていけないし」




「お前は?」




「乾いてない」




「…湖に行ったらスーパーもなんもねぇぞ」




「じゃ、ミネラルウォーターだけ買っとく」




ラウンジの奥の方が騒がしい。




誰か有名人でも来てるのかな?




フラッシュが光ってる。




「コーヒーOK」




「カイロもオケ♪」




「じゃあ、まだ見ぬ地球の絶景スポットへ」




「行こう」




つづく