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白楽天が教わった

2016.10.07 23:04

有名な話ではある。
中国、唐時代の詩人白楽天が鳥か道林禅師に

「仏教の真髄を教えてください」とお願いすると、「諸悪莫作、衆善奉行-善いことはすすんで実行し、悪いことはしないように」と、答えられた。

白楽天は不興げに「三才の童子でも知っています」

と言うと道林禅師は

「三才の童子が言うことができても、

 八十才の翁も実行することはできないのだ」

と、お諭しになったという。
人は誰からも善悪を教わらないで育つと、

平気で悪行もできる。
殺人をおかし、死刑囚となった島秋人は

三十三才で死刑台の露と消えたが、

監獄で仏教書に出合い

初めて人の道というものに触れ、

何処で人の道を踏み外したか、

天の道というものがあることにも気づかされた。

嘘ひとつ 言い得ぬほどに 

変わりたる 身の愛しさを 尊く覚ゆ
世のために なりて死にたし 

死刑囚の 眼はもらひ手も なきかも知れぬ

彼は、死と向かい合うことでこの境地に

たどり着くことができたのだろう。
私たちは人生の多くの場面で気づき、

学ぶことで、やっと人と呼ばれる者になれるようだ。