Ameba Ownd

アプリで簡単、無料ホームページ作成

レオナルド・猫One〜🐾

Doll サシ劇用 10分

2021.02.05 01:01

僕:僕はあなたを追いかけた

僕:息が止まりそうなほど…

僕:走って走って

 :

僕:あなたが喜ぶならこの痛みさえ

僕:平気なフリをした

 :

僕:あなたが微笑むならどれだけ淋しくても

僕:嬉しいフリなんて平気だった

 :

僕:たとえそれが偽りの僕だとしても

僕:僕はただ貴方が欲しかった

 :

 :

私:「つまらないのよ、私に狂う姿が見たいの」

僕:こんなに狂ってる僕に、貴方は微笑む

私:「もっと、深く私を求め愛して」

僕:貴方が望む愛に、ひたすら追いかけ手渡した

私:「あぁ、あなたは私を愛するDOLL」

僕:貴方に愛されたくて、あなたの前に跪く

私:「とても綺麗なお人形、私の為のもの」

僕:その目に映るのは、本当の僕なのか

私:「あなただけは、私を裏切らないでいて?」

僕:僕はそれに応える様に、あなたをそっと胸に抱く

僕:僕は貴方に求められたくて

僕:世の中の道理をすべて捨てた

僕:知らないフリをして

 :

僕:貴方が抱きしめてくれるなら

僕:僕はどんな道化にもなれた

 :

僕:貴方が望むのならば

僕:僕はこの命さえ喜んで差し出すだろう

 :

僕でも貴方は突然僕の前から消えた

僕:僕は一体・・・誰?

 :

私:「私を愛さないで」

僕:僕は貴方だけに、求められたかった

私:「愛なんて戯言でしかないわ」

僕:僕の全てを貴方の為に、変えた

私:「着飾るものなんて何もいらない」

僕:貴方の喜ぶ顔が見たい一心で

私:「みて?こんなに赤い・・・綺麗でしょ?」

僕:貴方の血で僕の唇が、染まっていく

 :

僕:お願い・・・だ

僕:一言でいい

僕:僕を欲してください

僕:貴方が僕を求めてくれるなら

僕:僕はどんなことだって出来るのに

 :

僕:いかないで、きえないで

僕:こんなに貴方に狂った僕を置き去らないで・・・

 :

僕:「愛してる」

私:繰り返される言葉達

僕:「貴方の為に、僕はいる」

私:可愛い私のお人形

僕:「お願いだから、僕を求めて?」

私:美しい涙が頬を伝うその姿に苛ついた

僕:「もっと僕にあなたを与えて?」

私:あなたの無条件の愛は、私を惨めにさせる

 :

私:あなたが私に狂う姿が

私:私の心を満たす代わりに

私:私の醜さはどこまでも広がっていく

私:あなたはとても綺麗で

私:手からこぼれ落ちた何かが

私:嫌悪となって姿を変えていく

 :

僕:「僕の存在が貴方を苦しめる?」

私:あなたはとても綺麗で美しい私の人形

僕:「僕を壊していいんだよ」

私:甘い毒の様に私の中で広がっていく

僕:「貴方を愛してる」

私:その純真さを真っ黒にしてしまいたい

僕:「あなたのそばにいさせて」

私:あなたは私を惨めにさせるDOLL

 :

私:愛なんてくだらなくて

私:いつかは消えてなくなるもので

私:それと同じ様に

私:美しさも泡となって消えていく

私:今の私は残骸

 :

僕:「いかないで」

私:今度は私の代わりに

僕:「消えないで」

私:あなたがこの森で迷いなさい

僕:「僕を愛して?」

私:可愛い私の愛玩具

僕:「お願いだから!消えていかないで」

 :

私:深い森のなかで

僕:出口が見えずに彷徨う

僕:本当は分かっていた

僕:あなたは僕を愛さないと

僕:それでもあなたが欲しくて

僕:僕は自分を偽る事さえ幸せだった

 :

私:本当に欲しいものは

私:もうどこにも存在しなくて

私:私は嘘で誤魔化しながら生きてきた

私:私は捨てられた人形

 :

僕:行き場のない想いに縋る

 :

私:彷徨う森の中で貴方は微笑んだ

 :

僕:救われることのない、無用になったモノ

 :

私:どれだけ貴方を求めても届かない

 :

私:あなたは美しく誰からも愛される

私:綺麗な綺麗な愛玩具

 :

僕:貴方の影が消えた深いこの場所で

僕:残ったのは、僕さえ知らない僕だった

 :

私:愛されるものから無用だと捨てられて

 :

僕:貴方の為に人形になった僕は

 :

私:その痛み全てをあなたに擦り付ける

 :

僕:自分の痛みさえ分からなくなっていた

 :

私:「さようなら」

僕:貴方は満足そうな微笑みを浮かべた

私:「やっと自由になれる」

僕:残酷なほど綺麗な笑顔で、僕を突き放した

 :

僕:「あいしてる」

私:無表情で呟くあなた

僕:「貴方はずるい」

私:私はあなたに救われたのよ

僕:「愛してくれれば・・・」

私:今度はあなたの番ね

 :

僕:本当に愛して欲しいものから

私:捨てられ残された日々

 :

私:愛し方も愛され方も

私:忘れてしまった

私:だから私は、同じ愛し方をしたのよ

私:私を捨てたあの人と

 :

私:あなたはどれだけ彷徨うのかしら

僕:この寂しく惨めな森で

私:「ありがとう」

僕:貴方だけが消えた

私:あの日の惨めさをあなたに擦り付けて

僕:僕は何故ここにいるのだろう

私:やっと私はここから逝ける

僕:愛を欲しがった罰なのか

私:あなたにも呪縛をかけて、あげる

私:「あなたを誰よりも愛しているわ・・・」

 :

僕:僕は貴方のためなら

僕:哀しくても平気なフリをし続けた

 :

僕:僕は貴方が微笑むなら

僕:弱くてもそれすら覆い隠すことをし続けた

 :

僕:僕は叶わない夢の中で

僕:貴方という華が咲き誇るのが見たかった

 :

僕:僕の貴方への愛は

私:綺麗な嘘に塗(まみ)れ

僕:本当の自分がどれで、ここにいる僕は

私:貴方のために作られたDOLL

 :

僕:僕は貴方の為に

僕:出口のないこの森で彷徨い続ける










掛け合いでありながら掛け合いではなく

掛け合いではないけれど掛け合い


そんな心の部分を表に書き記したかった台本