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Guitar Shop FOOLS GOLD

T様 Fender Japan Telecaster フレット&ナット交換

2016.10.08 03:24

宮城県仙台市のギターリペア(修理)&中古ギター買取販売【FOOLS GOLD フールズゴールド】です。


今日は生憎の雨です。


1週間の間に気温、天気が目まぐるしく変わって、体がおかしくなりそうですね。


皆様、美味しいものモリモリ食べて、体調整えて、秋を満喫しましょう(^ ^)


☆☆☆


今回は、フェンダージャパンのテレキャスターをフレット&ナット交換させていただきました。


今はもうフェンダージャパンの名は無くなってしまったので、何気に貴重ですよね(笑)


まずは、指板(特にフレット脇に)レモンオイルを塗布し保湿します。

これは、フレットを抜いた際の指板割れを極力避けるための工夫です。


フレットを半田ごてで温めることで、その脇の木材を膨張させます。

これも、フレットを抜き易くするためと指板割れを避けるための工夫です。


フレットの端から抜いていきます。

抜くと言っても、無理矢理に引っこ抜くのは厳禁。割れます(笑)

指板とフレットの間に、食い切りを差し込むようにして、少しずつ浮かしていきます。


めくれ上がった部分をドライバーなどを使って戻します。

これをしておかないと、後で指板修正する時に余計な割れを生みます。


これも割れを防ぐ大事なポイント❗️

溝脇に接着剤を流し固めます。

緩くなった溝の補強も兼ねて。


ネックのストレートを確認後、紙やすりで指板面を整えていきます。


指板面の修正が終わりました。

新品のように ツルッ としています(^ ^)


魂を込めてフレットを打ち込みました(笑)

実際、力とコツのいる作業ですので、その位の気持ちが大事なわけです(笑)


指板からはみ出した部分をカット❗️


続いて、カットした面を鉄鋼ヤスリで綺麗に整えます。

最終的な仕上げは、また後ほど。


擦り合わせに入る前にストレートチェック!!!

この時のネックの状態で、擦り合わせのやり方が変わってきます。

どうしたら1番無駄がないかを考えてから、擦り合わせに入っていきます。


ネックの状態も良かったので、全体を満遍なく擦り合わせ。


そして、擦り合わせで角張ってしまったフレットを丸めていきます。

専用工具で角を取り、その流れでフレットサイドも仕上げていきます。

紙やすりを使って、丸めつつ傷を取っていけば完成です(^ ^)


高さが足りなくなったナットを交換。

元のナットが変わった形をしていたので、それに合わせて新しくナットを作っています。


溝切りをし、形を整えたら完成です。

溝の深さも1つずつ具合を見ながら、慎重に削ります。

音にダイレクトに影響を及ぼすのでとても重要ですよ。


このように仕上がりました。 

今回は、ネックとボディを分けて返送しますので、写真はネックのみ(笑)


以上、フレット&ナット交換でした❗️


電装系の不調や基本調整などなど、リペアにカスタマイズ受け付けております。

ずっと使ってなかったギターやベースを見て欲しいなど、お気軽にお問い合わせください。

相談、お見積もりは無料です。

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