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【映画】「十戒」1956年

2021.02.05 18:50


『十戒』(じっかい、The Ten Commandments)は、1956年のアメリカ合衆国の映画。歴史映画で「旧約聖書」の「出エジプト記」を原作として制作されたスペクタクル映画。純正ビスタビジョンで撮影され、製作・監督はセシル・B・デミルで、彼は本作が公開された3年後に亡くなっているため、これが最後の作品となった。出演はチャールトン・ヘストン、ユル・ブリンナー、アン・バクスター、など。聖書に書かれている紅海が割れ、その中をモーセなど出エジプトの民が海の中を進むクライマックスシーンはあまりに有名。後に世に出されるアニメなどの作品でも、このシーンを元にした物が使用される事は多い。上映時間232分。


   名匠セシル・B・デミル監督が、かつてサイレント映画時代に演出した旧約聖書劇『十誠』を巨額の製作費でリメイクしたスペクタクル史劇の超大作。今からおよそ3000年前のエジプト。ナイル川で拾われ、エジプト国王の王子として育てられたモーゼ(チャールトン・ヘストン)は、王の実子ラメシス(ユル・ブリンナー)の罠にはまり、砂漠に追放。しかし、やがて彼は神の啓示を受けて奴隷解放を決意し、彼らを連れてエジプト脱出を企てる。 

   製作準備に10年を費やしたというだけあって、作り手の神への想いが熱意となって、スケール豊かな映像娯楽芸術として見事定着。特に紅海が真っ二つに割れ、海底に道ができるクライマックスの特撮シーンは今なお語り草になっている。アカデミー賞特殊効果賞受賞。

2021/02/06