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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 46』

2021.02.05 23:10

ラップランド最大のイナリ湖は完全に凍っている。




1000平方kmの面積に大小からなる島が多数浮かんでいる。




果てしなく続く白い世界。




人工的な灯りがないから、夜はオーロラ観賞の絶好スポットになるだろう。




凍てついた湖面をどこに行くでもなく歩く。




「うわ、完全に凍ってるね!割れたりしないのかな?」




「スノーモービルが走る位だし、大丈夫なんだろ」




「綺麗だね!ここからも撮っとこ」




立ち止まり、隆二がiPhoneをかざして絶景を連写してる。




凍てつく空気を頬だけで感じながら、それでも繋いだ手はとても温かい。




「どこまでいく?」




「行ける所まで」




並んでゆっくり歩く。




途中で何台かのスノーモービルが側を通過した。




「そういえばLAのさぁ…」




「ロケで行った荒野?」




「そう!わかった?あそこも絶景だったね」




「メンバーバラバラになって撮影して、岩山のどこにいるのか、さっぱり分かんなかったな」




「やっと見つけても米粒みたいでさぁ」




「新曲の振り間違えて撮り直したり、結構大変だったけど、気心知れたスタッフに囲まれて楽しかった」




「また行きたいね、LA」




「隆二LA好きだもんな。行けるよ、きっと」




LAか…




「同棲すんの、LAでもいいかもな」




「あ、その話さぁ…」




「臣、忘れてるんだと思ってた」




やっぱり気にしてたか。




「忘れるわけねぇし」




あれ?




急に黙り込んだ。




まさか…




やめろよ。




ここで別れ話とか、ありえねぇぞ!




しばらく何も語らずにただ歩く。




なんて言い出すか気になって、その間もチラチラと相方の表情をうかがう。




ずっと、ずっと黙っている。




つづく