【トロンボーン】バズィングはできた方が良い?
プロのトロンボーン奏者の中にはバズィングは必要ないという方もいますが、そういう方も過去にはしっかりバズィングの練習もしていたという話しを聞いた事があります。
結果、練習しまくって、しなくても大丈夫な能力を身につけたのではないかと思っています。
なので、できないよりはできた方が良いだろうということで、バズィングもしっかり練習していけるよう、ポイントを抑えていけたらと思います。
マウスピースでバズィングをする時は
バズィングでも良い音を意識して、たっぷり息を使う事が大切だと思っています!
タンギングを多用せず、グリッサンドで音を変える練習をしましょう。
低い音域を出せるようになると唇が柔軟になってきている証拠になるのでGoodです!
普段、バズィングをしていない方が、急に練習メニューに取り入れても、なかなかうまくいかないと思うので、今回は逆算してやっていきましょう。
いつも通りトロンボーンを吹く
ロングトーン、タンギング、リップスラー 等、いつも通り吹いてみて下さい。
リップスラーが苦手な人は、バズィングもうまくいかないというケースが多いです。
トロンボーンを吹いている時、下記の2点を意識してみて下さい。
1.マウスピースと歯の位置関係
2.マウスピースと唇の位置関係
1がとても大切だと感じていて、唇にばかり意識が囚われてしまうと、唇が振動してマウスピースに息が流れていく以前の段階で、息の軌道が悪くなってしまっているケースが出てくると思います。
1.2の順で意識して、息の流れを意識する。
ここまで、なんとなくわかったら、マウスピースだけで実際にバズィングの練習に入ります。
振動させないでたっぷり息だけ入れてみる
スロートから息が筒状(スロートの形状)のまま出ていると思います。
次に、
唇を振動させて吹きやすい音域のバズィングをしてみる
息だけ入れた時と同じくらいバズィングをしても息が出ているかチェック。
この時に息がきちんと出ていれば、一先ず、普段の吹き方のままで大丈夫です。
息が減る、筒状に出ないで散ってしまう、このような感じになってしまう場合、少し改善した方がいいかもしれません。
改善するポイント
息がきちんと出れば良いのですが、増やそうとしても息が思うように出ないという場合、なにかしらの問題がありますので、
1.息をたくさん吸う
2.喉を締めない(首周りの柔軟体操する)
3.舌が固くならないよう柔軟に
4.歯を閉じ過ぎない
5.唇リラックス(アンブシュアを崩すわけではない)
以上の項目を意識してみて下さい。
いきなり唇をなんとかしようとするのではなく、息から意識して、肺、喉、舌、歯、唇の順に意識してみて下さい。
吹きやすいマウスピースの口当たりの感覚は各々あると思うので、マウスピースの当てる位置や、アンブシュア以外のポイントから抑えていくのが良いと思います。
もし、当てる位置を変えたい場合は、左右よりも上下の位置関係の方が重要だと思っていますので、色々試してみて下さい。
ビジュアライザーを使ってみる
最後に、マウスピースのバズィングではどうしてもわからない。
でも、フリーバズはもっと上手くいかないという方は、ビジュアライザーを使うのも良いと思います!
アンブシュア、アパチュアの確認もできますし、何より、息の出ている方向もわかります。
よく息は真っ直ぐと言われますが(自分も意識はしています)、厳密には角度はつくと思っています。下に出ている方が多いと思います。
私の場合、特にハイトーンにいくときはかなり角度がつきます。
そうしなくても出るという方もいるので、チャレンジはしているのですが、なかなか上手くいかないです。
がんばります!笑
だいぶ長くなりましたが、口元は音を出す為の重要なポイントになるので、バズィング練習も是非取り入れてみてください!
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