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ワーキングホリデーの事を振り返る。

2016.10.09 11:53


今日は私がワーキングホリデーでカナダ、トロントに滞在していた時のことを振り返ろうと思う。


私が大学2年生の時、

「高校受験して大学入ったのに、何もしてないなぁ。遊べる時に遊んどこうとは思うけど、

こんなに時間もあるし、何かしたいなぁ」

そんなことを当時の私はぼんやりと考えていた。


私の大学は国際交流が盛んな大学で、留学生もたくさん来ていたので、

「海外留学」という言葉に連想する機会は無意識にも多かったと思う。

また、ここ数年でITやSNSの発達もあり、

「グローバル化」という言葉がトレンドになっていた。

そんなこともあり、

「一年間海外に行こう」と決めた。


学生の私が最初に思いついたのが、

大学提携の「交換留学」だった。

ただ、大学の提携先ということで、

定員があったり、成績での審査があったり、

自由度が少なかった(成績があまり良くない私には)。


それ以上に一番大きいかったのは、

「お金」の問題。

やはりここが一番シビアだったので、

当たり前の話ではあるが、

ここをなんとか解決しないと海外には行けない。


向こうでの生活費をいかに工面するのか。


そうなった時に、一番いいと思ったのが「ワーキングホリデー」だった。

何せ向こうで働けるのだから。

そうとは言っても、仕事が決まるまでの滞在費や飛行機代、海外保険など、

諸々かかってくるものはある。

語学学校も行ってみたいなと思い、

計算してみるとざっと100万円は必要だなという計算になった。

「100万かぁ、なかなかの額だな」

ただ逆に言えば、100万円あれば海外生活ができるということ。

「よし、やることは一つだな」


そこからはバイト三昧の日々。

夏休みも朝から夕方までは引越しのアルバイト、

夜は居酒屋でアルバイトを掛け持ちし、

夏休みだけで50万円貯めることができた。

海外留学する学生の多くは、親にお金を工面してもらうことが多いだろう。

お金に余裕がある家庭に生まれたなら、

それを有効活用することは別に悪いことではないと思う。

ただ、私の家にはそのような余裕はなかったので(決して貧乏ではないが)、

自分でお金を稼ぐという方法しかなかった。

しかし、

この「自分で稼いだお金で海外に行き、向こうでも自分で稼いで生活する」ということが、

自分の留学の肝になったと思う。(その話はまた後日)


とにかく、

そんなこんなでなんとか120万円までお金を工面することができ、

大学2年生の3月にトロント行きの飛行機に乗ることができた。


続く