違法建築の可能性
先日、リフォームコンパス東京表参道店にN様がお母様と一緒にお越しくださいました。
実はかなり以前にも一度お問合せをいただいていたのですが、
いよいよご計画を具体的に進めたいということで、ご相談にお越しいただいた形でした。
今回のご計画は、N様お一人のお家にお母様が同居される予定となっており、
それに伴ってリフォームをしたいというご希望でした。
建物は軽量鉄骨の2階建ての上に3階が木造で増築されているというもので、
状況をお伺いする限りでは建物の構造・法規上は問題が感じられる内容でした。
3階部分は10年ほど前に増築をされた様なのですが、
法的な問題点については一切説明を受けられておらず、
また雨漏りも発生している様子ですので、施工も良い内容ではないかもしれないことが伺えました。
今回の様に例えば建物に違法性が見られる場合などは、
リフォーム会社毎にその判断は大きく分かれます。
例えば、構造を触らない範囲でリフォームの提案をしてくれるところもあれば、
違法性を理由に一切手をつけることができない、というところもあります。
これは会社の規模に比例して、より厳しい考え方をする傾向にあるのですが、
とはいえ、何でもかんでも言われたとおりに施工するような会社は
信頼できるとは言えません。
つまり、リフォーム会社にはしっかりと現地を確認してもらい、
その上でどこまで対応ができるか、というところも含めて判断をしてもらうことが必要になってくるのです。
N様にはそういった点についてもご説明をさせていただき、
場合によっては対応できないケースがあることを前提としたうえで
4社のご紹介をさせていただくことになりました。
良いプランが出てくることを期待しながら、N様親子はひとまず前進させられたことに
安堵された様な表情でお帰りになられました。
難しい物件と思われましたが、ぜひ良い形でお打合せをしていただけたらと思いながら
お見送りさせていただきました。
N様、ご来店ありがとうございました。
Kousuke Kitamura