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藤田晋 invitational RTDリーグ

それでも暴君は攻め続ける!首位瀬戸熊の攻め!準決勝 第3節 2回戦レポート

2016.10.12 10:00

10/4(火)16:00よりAbemaTV「麻雀チャンネル」にて放送された、RTDマンスリーリーグ準決勝 第3節 2回戦の様子をお届けします。

対局者は、起家から順に

瀬戸熊 直樹(日本プロ麻雀連盟)

小林 剛(麻将連合)

鈴木 達也(日本プロ麻雀協会)

藤田 晋(株式会社サイバーエージェント代表取締役社長)

レポートは、鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)がお送りします。

決勝ボーダーを100程度と仮定すると、瀬戸熊の決勝進出確率は95%ぐらいであろうか。残り4回がすべてラスだと落ちる可能性もあるという程度の敗退条件で、守っていさえすればほぼ勝ち。そんな状況だ。

しかし、そこは卓上の暴君・瀬戸熊直樹。

絶対に攻めの姿勢を崩さない。


東1局をオヤで迎えた瀬戸熊は、小林のリーチを受けてこの手牌。

ドラが6sで、7sは現物、5sは無スジである。

いったん現物の7sを打つのかなと見ていると、瀬戸熊はおもむろに5sをそのまま卓に叩きつけた。

これが、小林に放銃となる。三色ではない方で2600。

この5sで、視聴者・対局者は思い出し、戦慄する。

「どれだけポイントを持っていても暴君は戦いにくるのだな」


次局も、ドラ色のマンズホンイツをやっている小林の上家でテンパイした瀬戸熊。当然オリる気配は全くない。

イッツーを取るかタンヤオを取るか。

瀬戸熊の選択は9m切りリーチでタンヤオを取った。

結果は裏目の1mながら、1300・2600とする。

6m切りリーチならイッツーになっていたが、実はリーチ時点で發を鳴いていた小林がこの手格好。

6mを切ると小林に鳴きが入り、流れた1mで小林も1m4mに受け替えるため、勝負の行方は混沌としていた。

すなわち、瀬戸熊の9m切りという選択が最善手だったといえるだろう。

攻撃の炎を抱いたまま、冷静に火力をコントロールしていく。

それが暴君・瀬戸熊の強さ。


これでトップ目に立つと、南1局のオヤ番でもドラカンチャン待ちのリーチ。

しかし、この状況ではなかなか一人旅にさせてはもらえない。


まずは小林が無スジを4枚押してリーチ。

続いて藤田も無スジの4pを押してリーチときて、3軒リーチとなった。

その結末は

藤田のアタリ牌8pをカンした後、瀬戸熊がリンシャンから7mをツモり、ドラも乗せて6000オール。

暴君が一撃で勝負を決めた。



2着には、上記8000を達也からアガり、ライバル小林のオヤを冷静にダマテンで流した藤田が滑り込んでいる。

これでトータルを300に乗せ、決勝進出確率が99.99%となった瀬戸熊だが、「決勝を見据えて、良い麻雀を打ち切る」と宣言し、暴君は次なる攻撃に目を向けた。


鈴木聡一郎(最高位戦日本プロ麻雀協会)


■次回放送(準決勝最終節):10月29日(土) 16:00~ AbemaTV麻雀チャンネルにて