教育委員会で「新たな中学校給食の提供方式」が承認されました
2021年2月6日、町田市役所で教育委員会定例会が開催されました! レポートします。
まず、1月の学校給食問題協議会での答申内容の報告が。
各委員から「食育が推進できる」と歓迎する声や、短期間で丁寧に協議を行えたことへの感謝の声がありました。
報告後、「新たな中学校給食の提供方式について」の協議に移行。
基本方針が報告され、以下の内容で承認を得ました。
方針としては「3つの給食センターを作る」ことになります。
①原則としてすべての生徒に温かい給食を提供する
②地産地消とさらなる食育を推進する
③安全な方法で食物アレルギーに対応する
④新たな課題である非常時、災害時における柔軟な対応を可能とする
⑤早期実施の実現性が高い提供方式を導入する
承認前に、活発な質疑応答がありました。
「稼働時期は」→「未定 建設予定地が決まってから4~5年」
「4〜5年かかるのはなぜか」→「用地取得、地域説明、用地変更、設計と建築など」
「受け入れ校で準備することは」→「配膳室、コンテナ、スロープ等を予定」
「時程の変更は」→「現行では無理なので時程の調整を行う」
「栄養士、栄養教諭の配置は」→「センターの規模の合わせて検討する」
「対アレルギーでミスが起こらないようにするには」→「配膳時に個別容器にする」
「給食費の値上げは」→「新方式にあたっての値上げはしない」
「開始時期を早めるために 自校方式や親子方式で始めることはできないか」→「学校間で開始時期に格差が生じるため難しい」
「地産地消や食育について」→「町田市農家の納入が今後可能になる。ICT導入も併せて検討したい」
協議事項は、委員全員が「異議なし」と認め、協議は無事終わりました。
最後に坂本教育長から、「中学3年間という短い期間の給食ではあるが、可能な限り早く開始できるように」という言葉がありました。
学校給食問題協議会の答申から、2週間でのスピード決裁。
この迅速な動きのために、たくさんの方の尽力があったことは、想像に難くありません。
関係各位に心よりお礼申し上げます。
「子どもたちみんなに、あたたかい給食を」
これを求める私たちの活動は、ようやく一つの節目を迎えます。
今後も、子どもたちの食環境が良くなるよう、できることをお手伝いしていきたいと考えています。
町田市の新しい中学校給食は、まだスタート地点に立ったばかり。
まずは町田の中学校給食のことを応援してくださった皆さま、本当に本当にありがとうございました。