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マヤ

三代目❤夢小説(臣隆編sixth)『冬恋 49』

2021.02.08 23:05

「臣…あのね」




「ネガティブな話ならやめとけ、聞きたくない」




きつい目で俺を見て、話を遮った。




「違うって、前に向かっていくための…」




風と共にいつのまにか雪が激しく降ってきて、俺の言葉をかき消した。




爆音が、こちらへ向かってくる。




「なんだろ?すごい音…」




「危ないから、こっちにおいで」




隙間なく降りしきる雪で、臣の表情も見えなくなった。




でも、優しい手と声が俺に纏わりつき、カラダを引き寄せられた。




この感じ、どこかで体験したことがある。




ああ、そう。




うんと小さい頃、家族で狭い道を歩いていて、

車道側に出てしまった俺のカラダに添えられ、誘導する優しい手。




危険から遠ざけるように、安全な場所へ。




親が子供にするのは当然のことだろう。




けど、今は…




爆音がだんだんと近づいてきて、俺たちの近くで止まった。




大粒の雪でよく見えない。




遠くでエンジン音とは別の、地鳴りのような音がした。




臣に抱き寄せられたまま、立ちすくんでいると、

白くて細い長身の影がこちらへ近づいてきた。




つづく