秋色メランコリア
2016.10.11 12:46
めっきり寒くなった気候に合わせるように、急にすべてが感傷的になった気がする。これは、季節の変わり目の病だ。
部屋の鴨居にはクリーニングから戻ってきた夏の服が、まるで抜け殻のように鮮やかな色を晒して、柔らかくなった心によけいなものを突き刺してくる。
なにも手にしていないことの焦りと、なにかを手にすることの重さとの間を行ったり来たりしながら、膨大な時間をただ浪費してきただけの日々。
なんど季節を渡り、なんどこの殻を脱いだら、この心から自由になれるのだろう。