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IDOLL~Dolls idol project~

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2021.02.10 13:00

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昔々、人間と魔法使いが共存する小さな町がありました。


その町外れには1人の人形師の少年が住んでいました。


少年の作る人形達はとても美しく、儚く、そして優しさと愛に溢れていた。


少年の創るドール達はどの子達も瞳が宝石で出来ており、その輝きは見る人の心を魅了した。


そして少年はドール達に言いました。


"僕の可愛いドール達。君達は僕の宝物だよ。"


その時、1人の老紳士が現れた。


"これは素晴らしいドール達だ。

そうだ。少年、ゲームをしようか。人々を魅了したドールは本物の人間になれる。どうだい?"


"ふふ、お爺さんは面白いことを考えるんだね。とても面白いけど、僕は人間だから魔法は使えない。他の人形師を当たってくれる?"


"おやおや。それでは私が魔法をかけよう"


そう言って老紳士はドール達に向かって杖を振った。


部屋中が銀色のキラキラとしたもので包まれた。


老紳士はこう言った。



"この砂時計が全て落ち終わった時が始まりの合図だ。"



__西暦××××年___



キラキラのネオンに人々の楽しそうな声。



世界は様々なエンターテインメントが盛んになっていた。


街を歩けばどこにだって歌やダンス、サーカスなど沢山エンターテインメントが行われている。



エンターテインメントの中でも【アイドル】がより人気をあげていて、俗に言うアイドル戦国時代と言われていた。



そんな賑やかなメインストリートから離れた静かな森に、ひっそりと佇む古い大きな館があった。


その館のひと部屋に月明かりが射し込む。



"おや、そろそろ時間のようですね。"



声の主は砂時計を机に置き、月明かりに照らされたドール達に向かって言った。




"It’s show time"