定期テストの勉強時に入試問題のレベルまで学ぶと良い3つの理由
テスト前、学校のワーク(3周目)の勉強で集中力が切れそうな中2の子がいたので、関わりが少しある神奈川県入試特色検査の問題を渡しました。
彼は意気揚々とその問題に向かっていました。さっきまでやっていた問題よりも文字数はだいぶ多いのですが、さっきよりずいぶん楽しそうでした。結果、その問題を挟んで、学校のワークの怪しい部分三周目を終えて、帰っていきました。
彼の姿から感じた定期テストの勉強時に入試レベルの問題を実施する効果を書いていきたいと思います。
入試の先取りができる
一つ目の理由が、入試問題の先取りができるということです。
いつか来る入試の先取りをできるというのは、悪いことではありませんよね。もちろん何でも先取りすればいいということではありませんが、敵を早く知ることができれば、戦いやすくなるのは間違いないです。
定期テスト時にそこまでのレベルを体感しておけば、いざ入試対策の時にも「あ、この問題やったことある」という状態から入ることができます。これは大きいです。
これは案外イメージしやすいメリット。
問題を解くワクワク感を得られる
個人的に重要だと思っているのはここです。
定期テスト対策中に、入試問題に触れることで、ワクワク感を得ることができます。先取りをしているという「高揚感」と、クイズを与えられたようで疼く知識欲がそうさせるのでしょう。さらに問題と向き合えば、思考する楽しみや難問を解く快感を得ることができます。もちろん知識や新しい考え方もセットで。そこで生まれる成長もワクワク感につながります。
人間って元々知的好奇心がある生き物ですからね。テスト勉強の合間ちょっと入り込む新たな刺客に、興味関心センサーが刺激されるんでしょうね。問題を解いているのに、頭も冴えてきて、心の力も充電されて、またテスト勉強にスムーズに戻ることができます。
そんなことを続けていくと、いつの間にか、勉強の休憩を勉強でするというなんとも素敵な勉強スタイルができるんですよね。
テストにも活きる
そして、言わずもがなもちろん定期テストの得点にもつながります。
注意点
ただし、ここで注意点。ただでさえ時間が足りなくなりがちな定期テスト前ですから、闇雲に入試問題に触れさせるのは良くないです。難しい問題をやればいいというわけではありません。じっくり基礎固めするのも定期テスト期間の大事な役割です。
「難問を解けばいい」という感じではなくて、「もう入試までその範囲の勉強はしなくていい」と思えるように、その範囲を仕上げるイメージでいきましょう。そのための一つのアイテムが(テンションが上がりやすい)入試問題ということです。
それに細かい範囲のこともあります。入試問題は総合的な問題も多いので、例え同範囲からの出題に見える問題でも、解くのには中1や中2の定期テスト範囲では知り得ない内容が必要な場合もあります。信頼できる塾や学校の先生から出題してもらったほうが良さそうです。
以上の注意点を踏まえた上で、入試問題イン定期テスト対策作戦が効果的に使えるといいですね。
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