「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国共産党によるウイグル自治区でのジェノサイドを放送するBBCを非難した共産党への非難
「宇田川源流」<現代陰謀説> 中国共産党によるウイグル自治区でのジェノサイドを放送するBBCを非難した共産党への非難
金曜日は現代陰謀説。現代において行われている陰謀を検討し、また、その陰謀に関してできれば「カウンター」で返したり、防御する術を何とか考え出すというような感覚になる者を出している。もちろん、そのようなことを書いていながらも、現代の陰謀のすべてを網羅しているわけではないし、また、全てについて解決策などを提示できているわけではない。
しかし、あまりにも日本人が「陰謀」ということに関して「サブカルチャー化しすぎている」ということで、ほぼほぼオカルトに近い状況になってしまっていることから、そのような状況をいかに打破するかということを考えなければならないということになっていると思われる。そのために、本来ではあまり考えられていない、「ニュースの陰謀論的な解釈」をここでご披露することによって、皆さんの頭の中に「日常的に陰謀が存在し、現在もその渦中に日本人は存在している」ということを認識していただこうと考えているのである。
また、本書をもって、全てが解決するのではなく、ここにはあくまでも一例や、道筋を紹介するのに従って行うものとしておき、皆さんが自分たちで陰謀と思うものに隠法として認識でき、なおかつそれに対抗できるように考えていただけるようにしようと思っているのである。
そのように考えた場合、「皆さん自身が陰謀を見つけられるスキル」を身につけなければならい。もちろん、そのスキルなどは専門的なところで習わなければならないのであるが、まあ、そこまで硬い話をするのではなくまあ、無料のブログで見える範囲内のことを、あまり周囲から指摘されない程度に見てゆけばよいかと思っているのである。
その意味で、今回の物などは非常にわかりやすいものを用意した。
ウイグル女性、収容所での組織的レイプをBBCに証言 米英は中国を非難
中国西部・新疆ウイグル自治区の収容施設に入れられたウイグル族の女性らが、組織的なレイプ被害を受けたとBBCに証言した。この報道を受け、米英などの政府は「深く憂慮している」などと懸念を表明している。
新疆ウイグル自治区の収容施設では、ウイグル族などの少数民族100万人以上が拘束されていると推測されている。
BBCは3日、収容施設で警官や警備員らから組織的にレイプや性的虐待をされたとする女性収容者たちの生の証言を報じた。
これに対し中国外務省は、BBCの報道を「間違った報道」とし、告発内容は事実ではないと述べた。
同省の汪文斌報道官は、「女性に対する組織的な性暴力や性虐待はまったくない」と話し、中国国内のすべての施設は人権ガイドラインに沿って運営されていると説明した。
さらに、「中国は法治国家であり、人権は憲法で保障され守られている。そのことは法制度に盛り込まれており、政府はその法制度の下で機能している」と述べた。
女性たちの証言
収容施設から解放された後、アメリカに渡ったトゥルスネイ・ジアウドゥンさんは、収容施設では「毎晩」女性たちが連れ出され、覆面をした中国人の男にレイプされていたと話した。
彼女自身、拷問を受け、2~3人の男たちに集団レイプされたことが3度あったという。
カザフ族で新疆省出身のグルジラ・アウエルカーンさんは、収容施設に1年半入れられた。収容中、ウイグル族の女性たちの服を脱がせ、手錠をはめることを強いられた。女性たちは、中国人の男らがいる部屋に置き去りにされたという。
「(男たちは)かわいくて若い収容者を選ぶために金を払っていた」、「男たちは私に、彼女たちの服を脱がせて手を動かせないようにした後、部屋を出るよう命じた」
収容施設の1つで警備員として働いた人物は、匿名を条件に、拷問や食事を与えないなどの虐待があったと語った。
中国政府の新疆政策に詳しいアドリアン・ゼンツ氏は、BBCが取材で得た証言について、「残虐行為が始まって以降に私が見た中で、最も恐ろしい証拠だ」と話した。
「私たちが想像していたよりも明らかに深刻なレベルで性的虐待と拷問が行われていたことを示す、信頼できる詳細な証拠だ」
米英が非難
BBC報道を受け、アメリカでは国務省の報道官が3日、「ウイグル族などのイスラム教徒を収容する新疆の施設において、女性に対して組織的なレイプや性的虐待があったという、直接的証言を含む報道を深く憂慮している」と述べた。
「こうした残虐行為は良心を揺さぶるものであり、重大な責任が問われなくてはならない」
イギリスでは4日、ヌス・ガーニ下院議員が議会の緊急質問で、「これらの恐ろしい話によって、中国当局が新疆で行った、集団虐殺にも相当し得る残虐行為に関する多数の証拠がさらに増えた」と訴えた。
ガーニ氏は、ナイジェル・アダムス外務閣外相(アジア担当)に「こうした犯罪に対する法的な調査が完全に実施されるまで、中国との関係を深めることは一切しないと今日約束する」ことを求めた。
これに対しアダムス氏は、政府が「中国の責任を問う国際的な取り組みをリードしている」と説明。
「BBCの報道を目にした誰もが、明らかに邪悪な行為に動揺し、心を痛めたはずだ」とし、欧米各国と協調して中国に圧力をかけ続けていくと述べた。
豪州も調査求める
オーストラリアのマリス・ペイン外相もBBCの報道に言及。国連の監視団が「直ちに」新疆ウイグル自治区に入ることが許可されるべきだと述べた。
「私たちは透明性が最も重要だと考えており、中国に対して引き続き、ミシェル・バチェレ国連人権高等弁務官ら国際監視団による、新疆への有効で無制限のアクセスを直ちに認めるよう強く求める」
人権団体は、中国政府がウイグル族から信仰などの自由を徐々に奪っていると主張。大規模な監視や拘束、思想教育、さらには強制不妊が行われているとしている。
国際刑事裁判所は昨年12月、集団虐殺や人道に対する犯罪について中国を捜査するよう求める、国外に逃れたウイグル族の人々から出された申請を退けた。中国は同裁判所の権限が及ばないというのが理由だった。
今年1月には、退陣間際のトランプ米政権が、中国はウイグル族に対して集団虐殺を行ったと認定。現在のバイデン政権も、同じ立場を取っている。
中国は一貫して新疆における人権侵害を否定。収容施設は拘束施設ではなく「職業教育と訓練のセンター」だとしている。
(英語記事 US and UK condemn reports of rape in Chinese camps)
2021年2月5日 14時47分 BBC News
https://news.livedoor.com/article/detail/19649864/
さすがに今回は記事が長いので、記事の段階でだいたい何が行われているのかわかる。まあ単純なレイプ事件ではない。ここに「ジェノサイド」が含まれているということに気づいていただければ位のではないか。日本のように「大和民族しかいない」という場合には、単純に「女性を犯す」ということが、男性の快楽または女性やその一族に対する屈辱を与えるというような感覚になるというような者しか思わない。しかし、ウイグルと漢民族のように、民族が二つある場合は「ウイグル族の純粋な血の継承」がなくなってしまえば、実はウイグル族がいなくなってしまうということになる。まあ、動物などの「絶滅」と同じであるが、それが、「混血」によって強制的に行われるということが今回のポイントである。
要するに「性行為」が、そのまま「民族を根絶する陰謀」ということになるのであり、その内容をどのように考えるのかということが、陰謀に対するアクセスということになるのではないか。
この内容が成立する条件は次の三つということになる。
・ 漢民族の方がウイグル族よりも数が圧倒的に多い。
・ ウイグル族の女性を一堂に集めて、その女性に対して漢民族の男性が自由にできる環境を作る
・ 女性の貞操観念が強く、漢民族との性行為の後、恥の概念を持つ」
これらの条件がなければならない。さて、一番と二番に関しては実際にその状況を見なくても多くの人が簡単に見える。特に二番の所が今回の記事では問題になている、中国共産党による「職業教育訓練センター」我々が言うところの「民族収容所」または「ジェノサイドの現場」であることは間違いがない。日本人に甘利なじみがないのが三番目である。
基本的には「恥の概念」という事がない。これはウイグル族であるとか遊牧民の生活を知らないことから「イスラム教徒」または「中国人」というような考え方をしてしまうことによって、それらの詳しい知識なく先入観で物事を判断してしまうことが大きな問題になる。もちろん、それらの「先入観」特に「誤った先入観」こそ、事実としての陰謀を考えるうえで最もマイナスになる内容ではないかということになるのである。
さて、記事の中でもう一つ重要なのは「中国共産党に対して抗議している国々の問題」である。単純い「アメリカ・イギリス・オーストラリア」というように見えるが、これらはそのまま、「ファイブアイズ」のメンバーであり、実際にはそれ以外の国が中に入っていない。単純に言えば「反中国陣営」に「ロシアやヨーロッパが入るのか」ということが大きな問題になる。実際にEUから離脱してしまったイギリスにおいて、EUに対する影響力は少ない。「敵の敵は味方」論理をここに適用すれば、ドイツやフランスは反米反英となり、親中というような枠組みになってしまう。しかし、世界情勢はそこまで単純なものではない。特にロシアに関してはより一層中国との間においては難しい問題があり、その中に「ロシアと国境を接しているウイグルの問題」が入って来るであろうし、またロシアと現在は親しくしており、ボスポラス海峡における自由を手にしているトルコとの関係で、ウイグル関係をどのようにするのかということがかなり大きな問題になってくるようになるのである。
この「ジェノサイド」は、一方で中国の2022年の北京オリンピックボイコットなどに繋がっているようにだけ見えるが、実際にはそのことを大きく考え、親中勢力が親中になりきれないという要因を作っているということになるのであり、その内容をファイブアイズが作り出しているというような感じになる。
まあ、日本のテレビでは、この問題を大きく提起したトランプ前大統領に「人権には興味がなかった」などと言い放った解説者がいて、ネット上で話題になっているが、そのようなことがネットで拡散されることそのものが、日本の大きな恥であり国益を大きく害する行為であることを日本人は自覚する必要があるのと同時に、そのような人は中国共産党の陰謀にどっぷりとつかっている信用ならない人物だということを認識しなければならない。