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酒場BETTAKO

BETTAKO -其の196-

2021.02.12 03:15

2月11日。
BETTAKOにとっては特別な日でもある。
池袋の東口で36年営んできた。
2018年この滝野川という地に身を置き、
商いはじめ、昨日の2月11日で3年目を
迎えることができた。

20年間商人として歩み続けてきた。

長い月日の物語を多く語ることもできる。

とはいえ、3年目を迎えたとしても

まだまだひよっ子。喜ぶどころか、

周りを見渡せば、甲類焼酎と日本酒圏内。

酒屋も飲み屋も、乙類焼酎という酒を

全く売る気が感じ得ないこの本拠地で3年間…。

池袋時代の客人さん達、そしてBETTAKOという

屋号に気づいて頂けた地元の客人さん達に

多々感謝しかない。

4年目…。

山の麓を歩いて、ゆっくりと頂上を目指したい。

そういう思いでもある。

そろそろBETTAKOとしての本気を出しても?

という声を蔵元や農家も含め頂戴する。

やる気は日々の中、全開に近い。

しかし、本気となると…。自縛を開放するには

まだまだ時代が早いと認識している。

幾つもの視点から、冷静かつ慎重に見渡すのも

商売人としてお袋から受け継がれたDNAなのだろう。

焦りは時として自分を挫く事につながる。

焦らず上を見ず、ひとつひとつポイントを

目指して、ゆっくりと歩めば、時間はかかるが

いつかは頂点に辿り着けることだろう。

その思いの中、これから4年目の山道をゆっくりと

自然流に歩んでいかせてもらいます。