入園・入学グッズを作ろう【2】
◆縫い始める前やること編◆
材料もそろったし、作り方も確認したからさあ縫うぞ!の前に…まだもうちょっと準備があるんです。ここの工程が仕上がりを左右する重要なポイント!丁寧に作業して行きましょう♪
●生地の水通しをする
布には、水分を含むと縮む性質のものや、色落ちするものがあります。お洗濯を1回したら縮んでしまった!色移りしてしまった!ということにならないようにあらかじめ水通しをします。
《水通しの仕方》
1:洗面器などに水を入れ、その中に生地をたたんだ状態で入れます。
2:軽く押し洗いをして、そのまま水につけておきます(綿なら2~3時間、麻が入っている生地は1晩程度)
3:時間が経ったら、軽く絞ります(洗濯機の脱水機能を使ってもOKです。1分くらい)
4:風通しのよい日陰に干します。
5:半がわきの状態でアイロンをかけて、たて目とよこ目を整えます(これを地直しといいます)
●生地の印つけ
水通しが終わって、良く乾かしたら生地に印をつけていきます。生地の耳(生地の幅の両端のほつれない部分の事を「耳」と呼びます)に対して平行になるようにパーツを配置します。型紙があるものはそれを使い、無いものはサイズを測ってチャコペンで線を引いていきます。この時、縫いしろをとるのを忘れないようにしましょう! 縫いしろの幅は、作り方を確認してください。
生地のサイズに余裕がない場合や、一発書きが不安な時は新聞紙や広告の裏紙をつかって型紙を作るのがおすすめです。全てのパーツが生地の中におさまるように、生地の上に型紙を置いて配置を考えれば、何度でもやり直せるので安心です! 配置ができたら型紙にそって印をつけましょう。
【ポイント!】プリント柄の時は、上下の柄の向きも注意しましょう。ひっくり返したら柄が逆だった…というのはよくある失敗!
●生地の裁断
全ての印がつけ終わったら、裁ちばさみで印通りに切りましょう。
●接着芯の貼り付け
接着芯は、力のかかる場所を補強したり形を維持するために使います。レッスンバックやシューズ袋などのしっかりさせたいグッズを作る場合や、薄手の生地を使う場合は接着芯を貼ってから作るのがおすすめです。
コップ袋やお弁当袋などのよく洗濯するものはすぐに乾くほうがいいので、接着芯をつけないほうがいいです。
《接着芯の貼り付け方》
色々な方法がありますが、今回は生地を裁断した後に接着芯を貼るやり方をご紹介します。(生地を裁断する前に接着芯を貼る方法もあります)
1:接着芯に作りたいグッズのサイズで型をとります。
2:書き込んだ線の少し内側を裁断する。
3:作りたいグッズの生地の裏側に接着芯の接着させる側(だいたい光ってる方が接着面
)を合わせて、重ねる。
4:あて布をして、アイロンで上から押すように接着していく。
【注意!】あて布をしないと、接着芯のノリが溶けてアイロンに付着し大変なことに…! あて布には、クッキングシートがおススメ♪ アイロンの設定温度や接着時間などは、使用する接着芯に明記されている方法で行ってください。
haru+のオリジナルキットは、水通しと接着芯を貼り付けるところまで終わっています。サイズ通りに切って縫うだけなので、入園グッズも楽々つくれます♪
準備が整ったら、作り方を見ながら縫っていきましょう♪