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八丁堀のオッサン

菅首相とバイデン大統領の決定的な違い

2021.02.12 14:12


 レーガン政権下で、ある米国人記者は当時の米国の姿をこう書いています。

「貧しい者はさらに貧しく、富める者はさらに裕福になった。アメリカは多くの人種集団、地域集団に分かれてしまった」

 トランプ政権下ではなく、分断された米国社会はすでにレーガン政権下で進んでいたのです。

 レーガン大統領は1981年2月、大型減税と規制緩和を柱とする経済再建策を発表しています。

 いわゆる「レーガノミクス」で、国民に自助を促す「小さな政府」の推進を訴えています。

 その政策で不況からは脱出しましたが、恩恵は富裕層に集中しています。増えた雇用も、大半は黒人などの低賃金労働だったのです。

 ただ、

レーガン大統領は「レーガノミクス」が生み出した負の問題をさして気に留めなかったようです。

「サミットで米国の奇跡と呼ばれ、各国が導入した」

 回顧録で、誇らしげに書いているのです。

 減税で国の借金が急増していますが、こうジョークで煙に巻いています。

「負債も成長して一人前になったものだ」

 コロナ禍で、日本でも多くの非正規労働者が職を失っています。一方、景気とは懸け離れた株高で富裕層が一段と豊かになっています。

 これは、「レーガノミクス」から始まった「新自由主義」がもたらした結果です。

 格差が上と下にさらに広がる「K字形経済」と呼ばれているのも、レーガン時代と酷似しています。

 バイデン米大統領は、富裕層への増税などで格差是正を図ると表明しています。しかし、

菅首相は「自助ありき」の姿勢を崩していません。