2021.2.13🌸ローダンセ[美文字のコツ]見えないけどつながっている【stand.fm配信原稿】
いつもありがとうございます。
伊藤恵です。
stand.fm、2/13分の配信原稿を記録させていただきます。
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こんにちは!「ふくわ」です。
このチャンネルは、山形の書道家・伊藤恵が可愛がっている ヒツジのぬいぐるみ「ふくわ」と「はわわ」が、主人になりかわって、日々の学びや気づきを書道やアニメの話を交えてお伝えし、心に楽しい発見と安らぎをお届けする番組です。
2/13がお誕生日の方、おめでとうこざいます!
また1年、素敵なことがたくさんありますように。
2/13の誕生花は、「ローダンセ」
花言葉は「変わらぬ思い」「終わりのない友情」です。
ネット記事から花名と花言葉の由来をご紹介します。
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ローダンセは、ギリシア語の「rhodon(バラ)」と「anthos(花)」が語源となり、
その花色にちなむといわれます。
和名では「広葉の花簪(ヒロハノハナカンザシ)」といい、
白い花をつける花簪(ハナカンザシ)よりも、葉が幅広(卵形)であることにちなみます。
「ハナカンザシ」は、カーネーションのように茎に葉があまりなく、
茎の先につく赤いつぼみから簪(かんざし)を連想したものといわれます。
一般にローダンセというと、「広葉の花簪」を指します。
乾燥させても美しい色を保つローダンセはドライフラワーとしても人気の高い花です。
花言葉の「変わらぬ思い」「終わりのない友情」も長期にわたって色あせることのないその姿に由来します。
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さて、今回は美文字のコツとして
「見えないけどつながっている」をテーマにお届けします。
以前お伝えした「とめ・はね・はらい」の中で、「はね」や「はらい」は次の線の始まりにつながっていると、お話しました。
実際に線は書かないので見えませんが、ペンの動きや気持ちの流れとして、実はつながっています。
はねの向きやはらいの方向でつながりを表現でき、流れがある文字は、見ていて美しいと感じられます。
これが、はねやはらいの向きが違う方向だったり、スーッと抜けなくて線が止まると、ブツッと切れてしまったようで、つながらなくなって、流れもない字になります。
デザインとして、あえてそうする書体もありますが、ビジネスシーンや冠婚葬祭などの実用の場面では、以前お話しした通り、まとまりがなくて読みにくかったり、幼い感じがして、あまり好ましくないでしょう。
例えば人の絵を描くとき、体の一部は服に隠れて見えませんが、首から肩、手までがしっかりつながっていないと、チグハグになって不自然に見えてしまいます。
身体としてつながっているか、意識して描くことが大事です。
ここでは美文字のコツとしてお伝えしていますが、「見えないつながり」が大事というと、人間関係もそうですよね。
相手の気持ちを想像して、こうしたら喜んでもらえるかな、とか、今大変なのかな、手伝えることや応援できることはあるかな、とか、思いやりの心があれば、目には見えない信頼関係が築けますよね。
普段から相手の方への思いやりを大事にしている方は、きっと字を書く時にも活かせます。
もっと相手の気持ちを考えたり、思いやりの心を持ちたいという人は、
まずは字を書くことから意識してみると、実生活の場面でも、
気がつくことがたくさん増えるのではないでしょうか。
字をきれいに書くことも、相手の方に気持ち良く読んでもらいたいという思いやりですから、意識して書いてみてもらえたら嬉しいです。
(ブログに解説の画像をのせていますので、よろしければ参考にご覧になってみてください。)
次回はアニメのご紹介をお届けしますので、よろしければお聞きください。
皆さんの心に楽しい発見と安らぎをお届けできていたら嬉しいです。
最後までお聞きいただきありがとうございました。
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こちらの原稿はstand.fmのアプリかインターネットでお聞きいただけます。
よろしければお聞きになってみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それではまた。