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seven world

ひとりごと 〜チョコとチッタ〜

2021.02.15 05:48

昨日はバレンタインデーで、貰ったチョコを見ながら、『citta(チッタ)』についての寸劇が頭の中で展開されたので、ちょっと笑ってしまった。


※今日はわたしの頭の中の妄想の回です。



cltta チッタ

心/心の形態/心を知覚する/心を作る要因など…


登場人物


『マナス』

お喋りな子。

その後がどうなろうと知らない。

目についたもの、聞こえたものなど、五感がキャッチしたもの全てに反応するから、静かに座っておくことが苦手な活発な子


『アハンカーラ』/自我

偉そうに命令したり、自分が正しいみたいに振る舞ったり、私はこうだ!っと決めつけてくる子。

昔の思い出話しが大好きで、新しいものや未知なものは嫌い。

本当は臆病で、消させるって感じると暴走して駄々をこねる。

マナスと連んでガキ大将みたいに振る舞ってる。


『ブッディ』

物静かで、だいたい黙ってる。

知性はしっかりしてるけど、なかなか出てきてはくれない&話す声は小さめ。

マナスに少し黙っておくように言って、アハンカーラの暴君っぷりを改めてさせる。




ある日、マナスはチョコを見つけた♬

「あっ♡チョコだぁ〜」

マナスはすぐさまアハンカーラに伝えに言った。


それを聞いたアハンカーラは

「チョコか…。ちょっと待てよ。」

っと言って、記憶の海へ潜っていき、チョコに関する情報を探した。


ふむふむ。【チョコは甘い、美味しい、ふわぁ〜っと幸せな気分になるっと…。おー。バレンタイン時期のはスペシャルなチョコかぁ〜♪】


それを思い出したアハンカーラは、

「私はチョコが好きだ!よし!食べよう。」とマナスに言った。


今は真夜中の1時だ。


マナスは、そこから身体の器官たちに


マナス「私ね、今からチョコを食べるの♡。食べたいの♬いいでしょ〜♡。」っと言って、チョコを食べる準備を始めるようにお願いした。


「ゴッホン」


後ろで誰かが咳払いをした。

アハンカーラはギクっとした。

マナスもドキッとした。


だけど目の前にはチョコがあり、身体もマナスも食べる準備万端だ。


「ねぇ!食べよう♬早く食べよう♡」

っと無邪気なマナス


「そっ…そうだね。食べよう食べよう。早く食べない取られてしまうかもしれないし。」

なんだか嫌な予感がしている、アハンカーラ。


「ゴッホン‼︎」


アハンカーラとマナスは、気配のする後ろを振り向くと、ブッディが立っていた。



「君たち、いい加減にしないか。そうやって深夜にチョコを食べることは、いいことなのか?」

ブッディは、呆れたような顔で2人に話しかけた。


「君は先日お気に入りのズボンが履けなくなったとイライラしてたよね。このせいじゃないのか?朝から体調が悪いのもこのせいじゃないのか?」

っとブッディはアハンカーラに聞いた。


「そっ…。そうかもしれない。」

「でも、俺はチョコを見たら飛びつくタイプなんだ。その行動は止められないんだ。それが俺の性格なんだ‼︎」

怒られたアハンカーラは苦しい言い訳をブッディへぶつけた。


「………ふうぅ。」

ブッディは大きなため息をついて、少し悲しそうに目を伏せて話した。


「ほら、よく見てごらん。その行動が今の君をつくっているけど、君は今の君が好きかい?。チョコやお菓子を食べてばっかりいるからブヨブヨしてるよ?それが君なの?」


「……いやだって。それが今までの俺で、俺は変えられないし、俺の身体だから別にいいだろ‼︎俺が守ってつくってるんだ‼︎」

強い口調で言い返すアハンカーラだったが、真実に気づかれるっと思い、怖がってる様子を隠せていなかった。


「じゃあ私は誰?私も《わたし》という存在の一部だけど君とは違うよ。アハンカーラが作って守ってきたっていう俺は、《わたし》を幸せにしてくれているのかい?」


ブッディは教え諭すように、優しい表情で続けた。


「毎回同じような失敗をしたり、悲しい思いをさせたりしていないかい?」


「どうしてそんなことが起こると思う?」


「君の選択が変わらないから、《わたし》を逃れられない輪廻の中に閉じ込めているんじゃないのかい?」


「君は少し黙った方がいい。そして選択を変えた方がいい。」


そう言って、ブッディは選択についてアハンカーラに話した。


アハンカーラは、いつだって過去の記憶から情報を得て、それが好き嫌いだけで選択をしてきた。それは今世だけの記憶でも無さそうなものもが底にもある事に気づいていた。


ハッとした顔をしてアハンカーラは、その選択を変えることが、どれだけ大切な事なのかに気がついた様子だった。



「ねぇ!チョコ、早く食べようよ。」


無邪気なマナスが言う。


「いや、今日はやめておこう。私は自分を律することが出来る性格だ。私はその時に正しい判断が出来るのだ。私はそういうタイプだ。」


そう言ってブッディのことは忘れ、以前と全く変わらない様子で、マナスに言ったアハンカーラを見てブッディは、大きなため息をつきながら、奥の部屋に戻っていった。


〜 終わり 〜

※このお話しはアイアンガー師のお話しを読んだ時の記憶から作られてます。




ヨガの哲学は、だいぶ生きやすくしてくれる。


この心の作用のお話もそうだ。

昨日はチョコだったけど、これが人だったり、仕事だったり、色んなものへ変わる。


その度に反応するけど、その反応を見てどうするのかを選べるのは、自他ともに良い結果を与えてくれる。


「cittaチッタ」

心が世界をつくるならば、心を躾けることを覚えることは大切だ。



そして、最終的には

ヨーガはチッタのヴィリティのニローダなのだ。(この訳が私的にはお気に入り👍)

だって、サンスクリット語の持つイメージは、言葉では表せないないんだもーん。


ってことで今日はここまで…。