一柳Toshi伝説
神奈川県民ホールに「Toshi伝説:共鳴空間」を聴きに行ってまいりました。
鈴木優人:Afanfare -一柳慧の誕生日のための-(委嘱作品・初演)
一柳慧:ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム
一柳慧:ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」
一柳慧:交響曲第8番「リヴェレーション2011」
指揮 鈴木優人
vn 成田達輝
東京フィルハーモニー管弦楽団
一曲目は鈴木優人さん作曲の「Afanfare」一柳慧さんの名前のアルファベットから、ドイツ音名として読める音を用いて作曲されていました。(少なくとも最後のホルンのパートは)
他にも一柳さんの名前の要素があったようなのですが、スコアを見たらアルファベットの形になっているのかな。アスキーアート的な。可愛らしい曲でした。
ビトゥイーン・スペース・アンド・タイム、トークの後、ヴァイオリン協奏曲「循環する風景」でした。
僕が初めて一柳慧作品を聴いたのはおそらく芸高の時、マリンバとピアノのためのパガニーニ・パーソナルだったと思います。
その後、この「循環する風景」に出会い、気に入って何度も聴きました。ちなみにその後ピアノ・メディア(のこの動画)に出会う
「循環する風景」素晴らしかった!
オーケストラの(怒りのような)エネルギーも凄まじかったですが、成田くんの自在なヴァイオリン(オーケストラを率いたり、オーケストラの核になるように混ざったり、あるいはオーケストラの時間の流れと関係なく歌ったり)に感銘をうけました
アンコールは一柳さんが1990年に書いた無伴奏ヴァイオリン曲「フレンズ」
一柳作品、成田君のように音で遊んでいるような感覚を持てると良いですねー
交響曲第8番はオーケストラ版と室内オーケストラ版がありますが、実は室内オーケストラ版を2013年に弾きました。
トーキョーワンダーサイトの企画でアンサンブルモデルンが来日した際に、僕はアカデミーを受講し、クロージングコンサートでこの曲の室内オーケストラ版を演奏しました。
そのアカデミーでミヒャエル・カスパーさんと出会い、2017年の留学に繋がるのですが、それはまた別の話
3/20に神奈川県立音楽堂にて行われるToshi伝説の告知があったのですが、「エレクトロニクス卓球台」とかいう心躍る文字列
2/26は一柳さんのコズミック・ハーモニー、無伴奏チェロのための「プレリュード」を弾きます