冬枯れの庭
今の季節は、自宅の庭も冬枯れの景色になっています。
懐古庵の真向かい側に自宅があります。
自宅前には8台分の駐車場があり、懐古庵の駐車区画として5台分は常時可能です。
今回の記事では、懐古庵紹介の一環として自宅の裏側にある見晴らしの良い庭を紹介いたします。
私は毎朝、その庭を散歩をするのを日課にしています。
冬枯れした木立の間を、太陽の日差しが根元まで降り注ぐのも、私にとっては味わいの一つです。
庭には約50種、100本余りの植木があり、コナラ・シラカシ・南京ハゼ等の大木に成る木は低く剪定し、クロモジ・どうだんツツジ等の低木の木は比較的大きく育てています。
樹木の高さは概ね3メートル以内に剪定し、季節による木立の移り変わりを楽しんでいます。
主木は、小さな苗から育てた35歳位の白松で、毎年剪定しています。
北西の庭にハーブが植えられています。
大きく育ったローズマリーの側を歩けば、心地良い香りが漂ってきます。
自宅付近は高台の岩盤地帯で、庭から出た石を使って石畳の径(みち)を作ってあるので、雨の日でも足下が汚れずに散歩ができ、小径を歩くと本当に癒やされます。
北東には、先祖が代々祀ってきた「地の神様」が有ります。
社(やしろ)は、20年以上も前に作った小さな社で、石畳の径が参道代わりです。
散歩の時には、気ままに草取りをして神様の周りを綺麗にしています。
「地の神様」の南側に、私が作った石碑が一つ置いてあります。
心だに 誠の道に かないなば
祈らずとても 神や守らん
(菅原道真)
(解釈)
心さえ正しい道に叶っているのなら、祈らなくても神様は守ってくれる。
毎朝、庭を散歩する時には、この石碑を見て今日一日の行いを正すように努めています。
屋敷を護っている「地の神様」への感謝を忘れず、四季を楽しみながら穏やかな気持ちで散歩しています。
梅の実は付けませんが、綺麗な八重梅が咲き出しました。
豊後梅は、毎年小さく剪定しているので余り実を付けないのですが、そろそろピンクの綺麗な花が咲き出します。
フキノトウも芽吹き、少しずつ春の気配を感じます。
冬に落葉した広葉樹が、春先に新緑して庭を彩るのが今から楽しみです。
また季節の中で、皆様にお伝えできる四季の感動がありましたら、この記事の続編として報告致します。
懐古庵に来たお客様の中には、自宅の庭に興味がある方がいらっしゃいますので、気軽に声を掛けて下されば、ご案内いたします。本当に素人が作っただけの大した庭ではありませんが、樹木の数が豊富な上、丹精込めて樹形を整えてあるので木陰を歩けば気持ち良く、喜んで頂けると思います。