『ナラ枯れ』が広がっているのが心配です。
<すぎぼーのblog>
こんにちは、すぎぼーです!
朝晩の温度差が広がってきましたね~。
体調を崩している方も大勢いらっしゃるそうですので、どうぞ体調管理にはお気を付けください。
さて、上の写真(ちょっと見にくいですが)、赤丸の内側をよく見てください。
木が赤茶けているのがわかりますでしょうか?
こっちの方がよくわかるかな?
2~3年?数年前から伊賀神戸近辺でも、『あれ?紅葉の時期でもないのに葉っぱが赤くなってる』と気になりだしたんです。
それが、去年あたりから“気になる”というレベルではなく、『ちょっとマズイんじゃないの?』くらいに広がってきていて・・・・
うちの社長とも『何やろ?何やろ?』と話してたこともあったんですが、ネットで検索して、それが
ナラ枯れ
という名前で、カシノナガキクイムシという虫が媒介するナラ菌によって、ミズナラ等が枯れていく現象だということがわかりました。
↑ 林野庁のHPより転載させていただきました。
◎http://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/naragare.html
上図を見ると、H22をピークに減少してきているようにも思えますが、都道府県によって状況も違うようですし、少なくとも、伊賀神戸周辺の山を見渡すと、こんな私でも『ちょっと怖い』と感じるスピードで、赤茶色の木が増えているように思います。
ナラ枯れが広がっている原因として、我々の木を取り巻く環境の変化が挙げられます。
・薪炭林の放置・・・薪や炭の利用が減って、以前は伐採していたような木を放置するようになった。
・松くい虫被害の木の放置
その結果、カシノナガキクイムシが生息しやすい環境になった森林が増加した・・・と言われていますが、たぶんはっきりとしたことは分かっていないと思います。そういった環境の変化が複合的に合わさってムシが増えてきているのかな?
ナラ枯れの対策としては、樹木への薬剤注入や燻煙、予防対策として樹木への粘着剤の塗布やビニールシート巻きがあるそうです。
◎http://www.rinya.maff.go.jp/j/hogo/higai/attach/pdf/160907-1.pdf
森の木は長年人類と共存してきた大切なパートナーです。
森が枯死してしまったら・・・・・・・・?
考えるだけでも恐ろしい事態だと思います。
一部、終息した地域もあるらしいので、ぜひとも周知徹底で、対策に力を入れて欲しいと思います。