2021/2/12 【ドイツ謝肉祭】Karneval(カルナヴァル) ,Fastnacht(ファストナハト) und Fasching (ファッシング)!
2021.02.12 14:00
▲ "Konstanzer Fasnacht"
→ドイツ南部、スイスとも国境を接するKonstanze (コンスタンツ)のFasnacht。シュヴァーベン・アレマニア地方の影響を受け、様々な仮面が特徴。
Karneval (カルナヴァル)、Fastnacht (ファストナハト)、Fasching (ファッシング)。
この3語、言葉は違えど、皆ドイツ🇩🇪のこの時期の1大イベント、「カーニバル(謝肉祭)」を指す。
古来、春の到来を祝う風習。
カトリック教会が復活祭(イースター)の前の46日間を断食期間(Fastenzeit:ファスタンツァイト)と定めたことから、その前に肉や乳製品などを思いっきり味わっておこう! という食べ納めの祭りとしてカーニバルが再定義された。
"carne vale"(ラテン語で「肉よ、さらば!」の意)に由来してるんだとか。
例年11月(※日付は例年、暦で異なる)に始まり、灰の水曜日に終わる「第5の季節」とも呼ばれるこのイベントのハイライトは、ちょうど今頃の2月中旬(※こちらの日付も、毎年暦で異なる)。
老若男女がこぞって仮装し、ここぞとばかりに羽目を外す。【※今年はコロナで残念ながら、イベントは中止。】
欧州の優等生!?と呼ばれるドイツ人達の意外な一面が垣間見れ、ドイツビール片手🍺に大盛り上がりする秋のOktoberfest(オクトーバーフェスト)に次いで、ハメを外してフィーバーしていたのを覚えている。
学校や保育園 でも、ハロウィンよりもこちらのKarneval(カルナヴァル)の仮装を何にするか、の方がよっぽど子ども&親達の関心事。
冒頭のように、ドイツ各地で名前こそ異なるが、
仮装行列や山車が出て、街中でパレードが実施される。山車からは、チョコレートやお花など撒かれることも。イベントのモチーフなどは、それぞれご当地の特色が。。
このバレンタイン時期になると、まだ寒いドイツ🇩🇪で春の訪れを待つ人達の期待膨らむ本イベントを思い出す。
来年は、コロナも落ちついて無事に各地で、開催出来ますように。
▼フランクフルトのKarneval(カルナヴァル)
▼仮面が特徴の "Konstanzer Fasnacht"
→仮装の仮面は、木彫りが多く、悪魔、鬼、魔女、架空の怪物に宮廷道化師の衣装がスタンダード。