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退屈と惰性と 改

WFC エリーター1 レビュー(2021年2月18日 訂正追記)

2021.02.17 02:50

  今回のレビューは、トランスフォーマー ウォーフォーサイバトロン より、

“WFCー10 エリーター1” です。


 ネットフリックス配信のアニメ、

“トランスフォーマー  ウォーフォーサイバトロン シージ” 、および “アースライズ” に登場するウーマントランスフォーマーの

“特殊作戦員 エリーター1(ワン)” が

ウォーフォーサイバトロン(ネトフリ版)で発売されました。


 初代アニメではコンボイ(オプティマスプライム)の恋人で、いわゆるウーマンサイバトロンのリーダー的な存在だったエリーター1。

 実際のアニメ劇中には確か1度しか登場せず、トイも当時は発売されていません。

 日本でぼちぼち名前を聞くようになったのも、比較的最近ですよね。

 実写版に登場(名前を借りただけ)したり、パワーオブザプライム(PP)ではコンバイナー仕様で発売されたりもしました。

 海外ではイベント限定版などで、既存アイテムの流用で何度かリメイクされていたようですが、G1準拠のリメイクで日本で一般販売されたのは、PP版が初めてだったんじゃないでしょうか。

 ただそのPP版は、同じくコンバイナー仕様となったスタースクリームのリデコで、オリジナルのSFカーではなくジェット機に変形し、コンバイナーのコアロボなのでボイジャークラスでもありました。

 今回のネトフリ版は本来の設定であるSFカーに変形し、ロボットモードもオリジナルのアニメデザインに近い姿になっていると思います。

 それでは、レビューしていきます。


※2021年2月18日(ていうかアップした翌日ww)可動に関しることで訂正、追記しました。

 ついでに画像もちょっと追加しました。


ロボットモード

 アースライズで発売されたアーシーのリデコです。

 初見でちらっと見ただけだと、リカラー頭部変更くらいいか、と思っていたのですが、頭部だけでなく胸部から腹部(胴体全部)と肩が新規造形となっています。

 胸部にはちゃんとバストがあり、わりと生々しい造形に・・

 ただ、この姿、アニメWFCに登場するデザインとはまた微妙に違うようですね。

 基本構造はアーシーを踏襲しており、このご時世に究極ガワ変形!? と驚愕させた背部の背負いものそのまま。

 後ろ姿はもはや着ぐるみのようです。


 ガワはもちろん取り外すことが可能で、そうするとかなりすっきりします。

 以降は基本、このスタイルでいきますよ。


 後ろ姿もご覧の通り。

 ヒップが露わに・・

 一方で脚部の肉抜きも目立つようになりますが。


 顔のアップ。

 ・・うん、なんていうんだろう? エキゾチック?

 アーシーと違ってルージュ引いてます。大人の女性という感じですね。

 美人なんだとは思いますが、僕の趣味ではないかなぁ(笑)。

 なにせ顔色が・・この画像だとちょっと明るく加工し過ぎてしまいましたが、現物はもっと茶色いというか、薄めのコーヒー牛乳みたいな色です。

 腕も脚もその色なので、褐色というか、地黒なんでしょうね。

 なお、腕と脚は成型色ですが、顔・・フェイス部分は塗装です。

 しかしその塗装、画像ではちょっとわかりにくいと思いますが、右頬から口にかけて傷がついており、右目の下とやはり右顎にほくろのような黒点が・・

 あと、成型色の関係で白く塗装されている太腿も、これ組んでから塗ってるのかなぁ? 塗料が回転軸にまで回り込んで固着してました。

 隙間にカッター差し込んで削って、なんとか回るようになりましたが・・

 本当、今回塗装が雑な個体に当たりまくってます。

 同様の報告もけっこう耳にしてるので、全体に品質はよろしくないようですね。

 こんなご時世だし、いろいろ大変なんだとは思います。

 世界的に不安定な状況下、発売日が延期されることもないのは立派だと思いますが、そのために現場に皺寄せがきて、結果品質が低下しているのだとしたら問題ですねぇ。


付属武器

 ハンドガンタイプの武器が1つ付属。

 アーシーの武器と同じもので、やはりクリパーツ製。

 アーシーのものより透明度は上がってます。

 ロボットモードでは腰裏にマウント可能です。


 また、取り外し可能なガワは展開することでリフター的な扱いとなり、

エリータワンを乗せることが可能。

 しかし本当、もう少しなんとかならなかったのか?

 まぁ、アーシーのときに散々突っ込んだので、今回はこの程度で流しておきます。


ビークルモード

 SFカーにトランスフォーム。

 アーシーのビークルモードとまったく同じものの色違い・・と思いきや、フロントのガワ部分が新規になっています。

 あとはそのまま。

 でも気のせいでしょうか? アーシーよりも変形がスムーズにできるなったように思います。


 しかし一方で、フロント部分に細かい塗装の跳ねが多数・・

 まだ白い塗料が跳ねてるのはわかるんですが、彼女の塗装に使われていないはずの黒い塗料が跳ねている(顔にも)のはなぜなのか・・


 なお、この形態では武器はフロントパーツの裏面に収納できます。

比較画像

 流用基のアーシーと、ロボットモードで。

 先にも言ったように頭部、胴体、肩のパーツが変更されています。

 エリータのほうが生身っぽい感じのデザインになってますね。

 あとやっぱ顔色が・・


 ビークルモードでも。

 フロントのガワのデザイン以外は色が違うだけ。

 エリータでは変形が気持ちスムーズになったような気がしたんですが、このときアーシーも以前より楽に変形させられたので、単に僕自身が慣れたというか、コツを掴んだだけかもしれません(笑)。

 なお、後部のガワは共通で、当然取り付け方法も同じなので、こんなことも可能。

 もちろんロボットモードでも。

 同じ型だともう一人、ラチェットの相方として緑のナースが来る予定ですが、彼女はどんな感じかなぁ。

 品質的な意味でね。

 PP版と、ロボットモードで。

 頭部とカラーリング、なんとなくの共通点はあります。

 しかしでかいな、PPエリータ。


 ビークルモードでも。

 ジェット機とSFカー。

 さすがにこうなると面影もなにもないです。

 オプティマス(シージ版)と、ロボットモードで。

 デラックスとボイジャーということでけっこうなサイズ差があります。

 WFCのアニメ劇中ではどんな感じなのかなぁ? 関係性も含めて。

以下、画像

 WFCトリロジーの標準可動であるはずの足首スイングが不可。

 その代わり踵が長めにとられており、自立はそれなりに安定します。

 同じ女性型でもクロミアはスイングできるのにね。


※すみません、足首のスイング可能でした。

 ご覧の通り。

 Twitterのフォロワーさんに教えていただき、アーシー型としては2ヶ月くらい経ってから初めて気付きました。

 大股開きでも、より安定して自立できます。

 本当、見落としが多くて申し訳ありません。m(_ _)m


 その他の可動は標準的。

 頭部の接続はボールジョイントらしいのに、結局回すくらいしかできないのは、アーシーと同じですね。

 しかし、女性型らしい華奢なプロポーションのおかげで動きが大きく見えます。

 立て膝も美しいですね。


 スタンド対応穴は腰裏にありますが、武器のマウントの都合もあったのか比較的高い位置にあり、ガワと干渉しやすいです。

 全部背負った状態だとほぼ使えませんね。


 リフター搭乗。

 これはもう専用のスタンドという扱いでいい気がします。


 ウーマン部隊出撃!

 ビークルモードだとエリータだけまったく形状が違うので、リーダー感はあります。

 初代アニメだとビークルモードはみんな同じような形だったイメージですが。

 なお、アーシーは世代が違うので省きました。


 トランスフォーム!

 同じWFCトリロジーシリーズのクロミアはともかく、PP版のムーンレーサーとノヴァスターは頭身がかなり違うなぁ・・ 


 オプティマスと。

 肩に乗のにちょうどいいサイズ感。

  ワイルドだなぁ(笑)。


 お姫さま抱っこしようとするオプと、嫌がるエリータ。

 なにイチャついてんだ!? 戦闘中だぞ!


 以上、“WFC エリーター1” でした。


  アーシーのリデコでしかないので、究極のガワ変形はそのまま継承。

 思っていたより変更箇所は多かったですが、まぁほぼ同じものですね。

 2010のイメージより幾分幼い感じで可愛らしいアーシーと、エキゾチック美人系のエリーター1・・どちらを選ぶかはお好みで、という感じかなぁ(笑)。

 個人的はアーシー派ですね。やっぱ顔色がなぁ・・

 あと、品質的なところではやはり塗装の雑さが気になりました。

 女性の顔に傷はイカンでしょう・・

 もちろん本人は勇敢な戦士でもあるはずですし、そんなものは勲章だと言ってくれそうですが。

 ともあれ、女性型トランスフォーマーの元祖ともいえるエリータワンが初代アニメイメージに近い姿で発売されたのはめでたい。

 アーシーとほぼ同じものとは言いましたが、一昔前ならリカラー頭部変更だけで済まされていただろうところを、それなりに新規パーツを使って差別化してくれていますし、そこにはこだわりを感じます。


 といったところで、今回は終了。

 またのご訪問を。