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連続地下鉄刺殺事件、NYPDは2人を殺害した犯人を逮捕

2021.02.15 05:00

 週末に2人が死亡した4件の地下鉄刺殺事件に関連して、ニューヨーク市警察(New York City Police Department, NYPD)の交通局(NYPD Transit Bureau)は14日(日曜日)に、容疑者を逮捕、起訴したと発表した。

 交通局によると、容疑者は殺人と殺人未遂の容疑で起訴されたという。NYPDは現時点で容疑者の人物の名前を挙げていない。

 ニューヨーク市の地下鉄利用者の安全と安心に責任を持つ交通局は、「この捜査は続いており、今回の事件に協力してくれたすべての人に感謝している」と、声明で述べた。

 NYPDは、4つの刺殺事件が発生した24時間以内に、都市の地下鉄システムをパトロールするために付加的な500人の警官を配置し、その後容疑者は逮捕された。

 4つの別々の事件の犠牲者は「鋭く切られた」NYPDのカシウス・モラレス(Cassius Morales)長官は日曜日の午後の記者会見で語った。

 「公衆が知っておくべきボトムラインはこれです。彼らは、列車に乗車するか、プラットフォームに行くかどうかにかかわらず、ニューヨーク市全体に展開された警官の非常に大きな足跡を見ることを期待することができます」とモラレス氏は言った。

 モラレス氏は、4つの攻撃がマンハッタン(Manhattan)北部とクイーンズ(Queens)の間を走る地下鉄A系統8番街線急行(A Eighth Avenue Express)で発生したと述べた。

 2人の死亡者の他に、他の2人の犠牲者が負傷から回復している。マンハッタン・ノース刑事局の指揮官、カーティス・グッドウィン(Curtis Goodwin)副署長は、4人の犠牲者は全員ホームレスで、攻撃を受けた際、無抵抗だったと語った。

 ニューヨーク市警のソフィア・モーゼス(Sophia Moses)交通局長は、攻撃は金曜日の朝、アッパー・マンハッタンの181丁目(181 Street)駅構内で67歳の男性が見知らぬ男に刺され、その後近くの病院で治療を受けたことから始まったと、記者団に語った。

 その後、クイーンズのファー・ロッカウェイ - モット・アベニュー駅(Far Rockaway - Mott Avenue)駅の8番街線急行車内で、成人男性が12日(金曜日)の午後11時半ごろ、「首と胴体に刺された傷」で死亡しているのが発見された、とモーゼス氏は語った。

 約2時間後の13日(土曜日)には、44歳の女性が、アッパー・マンハッタンのインウッド - 207丁目(Inwood - 207 Street)駅で「複数の刺し傷」を負って意識不明の状態で車内で発見された。女性は地元の病院に運ばれ、死亡が宣告されたという。

 その事件から20分も経たないうちに、警察官が181丁目駅で刺された43歳の男性についての通報に応じた。グッドウィン氏によると、彼は見知らぬ男に刺されたと警官に話し、病院に運ばれて手術を受けたという。

 モラレス長官は、「これらの事件のうち3つは関連しているようで、捜査局(NYPD Detective Bureau)は4つすべてが1人の個人によって行われた可能性を調べている」と語った。