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清華社通信

メキシコ連邦議会選挙で与党が大敗

2021.02.15 11:38

 14日に投開票が行われたメキシコの人民連邦議会選挙で、現リカルド主席の所属する与党"トロツキスト派閥"が大敗し、前主席のガブリエラ氏が所属していた"三和主義派閥"とその他野党系が過半数を確保することとなった。これにより2025年まで続くリカルド政権は今後困難な舵取りを迫られることになる。

 リカルド主席が率いるトロツキスト派閥は、元々対米強硬派の急進的派閥であり、ガブリエラ氏が死去して政権を掌握したあとは実際に対米強硬政策を次々と打ち出していったが、昨年末アメリカが制裁を予告すると態度が一変し、対米融和方針にその路線をシフトした。

 今回の選挙では、トロツキスト派閥による外交方針の転換が固定的な支持層を失い、無党派層の多くも方針の安定しない与党から前与党である三和主義派閥に人気が流れたものと推測されている。