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その日ばかりの野鳥観察

パンとり競争(トビ)

2021.02.17 20:16

瓢湖での野鳥観察の紹介になります。

ここではハクチョウやカモ類の他にも、白鳥おじさんの餌やりに集まる野鳥がいます。

スズメ、ドバト、カラス等のお馴染みの面々に加え、トビも加わっていました。


トビはタカ類ですが雑食性であり、他の鳥を直接襲うことはないそうです。

ハヤブサやオオタカには逃げ回るカモ達も、トビには警戒心がなさそうです。

一方、観光地などではトビに食べ物を奪われる被害があります。

昔、神奈川県江ノ島にて、手に持っていたレタスサンドを背後からトビに奪われたという人がいました。

「トビがレタスを食べるなんて!」と驚いていましたが、おそらくパンが目当てなのだと思います。


それはさておき、このトビも瓢湖の上を低空で旋回し、白鳥おじさんの撒く餌を狙っていました。

獲物を狙う姿は、他のタカ類と比べて勝るとも劣らず、凛々しいです。

しかし、なかなか降り立つ場所と機会を見つける事が出来ません。


トビの視線の先は、上の写真の状態です。

おびただしい数の野鳥達による生存競争は激化していきます。


籾米を啄むスズメ達などは可愛いものです。


このドバト達は餌の入ったバケツに頭を突っ込み、直接食べ始めています。

よく見ると赤色と黄色の足環のついたドバトもいました。


トビはしばらく旋回を繰り返した後、諦めて去っていきました。

光の加減のためか、涙目の様にも見えます。

気の毒に思いますが、そんな姿も愛おしいです。