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Baby教室シオ

おもちゃ『スクラッチパズル』

2021.02.16 00:00

パズルという言葉に相当するおもちゃは色々あります。例えば摘みの付いた型はめタイプ、立体的パズルボックス、絵合わせタイプ、タングラムなど。

今回取上げるのは多くの人が想像する厚紙タイプのもので、尚且つ日本では見かけない外枠の無いイラストを確りと見て行うものです。

このパズルに到達する前に2ピースのパズルではめ込む練習をしてから使用します。2ピースの練習は1歳半からすることが多く2歳でこのパズルに入っていきます。

写真の通りイラストに注視しなければ難しいものですが、その注視を習得させるために敢えて枠無しのものを使用させています。


枠が無いため完成したパズルを見せながら、何が描かれているかをアナウンスしていきます。これを繰り返すことで何がどこに描かれているのかを記憶していきます。


完成を見せ続けてもまだ子供にはめ込みはさせず、次の段階は完成したパーツをひとつひとつ分解していくことを行います。


全てをバラバラにした後は作ってもらいたい所ですが、数回見ただけで作ることができるようにはなりません。見て楽しむそしてバラすことを存分に行いましょう。

親は早く何かをできるようになってほしいと望むものですが、子供の育ちはゆっくりです。時に親の意に反し成果ではなく、破壊へと進むこともあるのが子供の発達特徴でもあります。思い出してください。積む木も壊すことをひたすらした後に積んでいきました。パズルもその道を辿ると一人で積んで楽しむことができるようになります。

はめることをいきなりさせるとできないことに苛立ったり、途中で放り出したりします。どうしてもパズルを楽しむことをさせたいのであれば、急がば回れの遠回りの道を進むことの意味をパズルが教えてくれます。子にとっては紛れもなく記憶力・想像力・再現力・手先の器用さ・忍耐力を獲得できる良いものですが、親にとってもまた子育てとは何かを学ばせるおもちゃなのです。


使った後は必ず片付けをさせましょう。お片付け子供が小さいとどうしても親がしてしまいがちですが、この片付けは侮れません。片付けを小さなときからしている子供とそうでない子供の違いは脳の整理術に差が出てしまいます。遊びながら楽しくできるよう工夫を心掛けましょう。

最後の似たようなピース構成の乗り物があり、男児にとても人気です。